主に管理人(柚音)の腐語りやSS、オフライン情報を記載することになります。
今はイナズマイレブンのWキャプテン(鬼道×円堂)に夢中です。
CPは鬼円です。鬼円♀もありますのでご注意下さい。
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109話ですけど108話のラストら辺の時系列です。鬼円♀です。
リカの代わりに守ちゃんが花嫁になってますので要注意!
リカの代わりに守ちゃんが花嫁になってますので要注意!
注意!円堂くんがリカの立場(花嫁)です。
イナズマジャパンと助っ人である海外組は道の中心で迷っていた。
天空と魔界、どちらに行くかだ。
時間が無いのはわかっている。早くしなければならない。
こんな時にいつもメンバーを纏める円堂が天空の使途とやらに攫われてしまい、統率力に欠けていたのだ。
副キャプテン的立場の鬼道に至っては最愛の存在である恋人と妹、どちらから救うかのまさに究極の選択を迫られていた。
事態が解決しないまま膠着しかけた、その時
「おーい!」
頭上で聞こえた、まさに天の声。
それは馴染み深い彼女のものだった。
「…円堂?」
「マモル?」
「キャプテン?」
「円堂くん?」
皆、幻聴かと思った。だって彼女は天空の使途とやらに攫われたのだから。
けれど皆にとって特別な存在の彼女の声を聞き間違えるはずもなくて…。
「あ!円堂や!なんかひらひらした服着とるで!」
リカの指差す方向。天界への道から他ならぬ円堂が駆け降りてくるのが誰の目からも明らかだった。
見慣れぬ服はどこかの国の民族衣装か?
ベールもしているところから巫女か花嫁のような、どこか神聖さを感じさせるもので…。
「ごめん、みんな。心配かけて」
駆けてくる彼女を更に全員で駆け寄って出迎えると、そう言って円堂は謝った。
「いや、お前が悪いわけじゃない」
「それより、よくあいつらから抜け出せたな」
皆を代表する形で豪炎寺と風丸が円堂に話せば、にこりと笑って
「ああ。サッカーで解決したから」
と言ってのけた。
「サッカーで?」
「そう!サッカーで」
サッカーでどうやって?と全員疑問に思ったが、同時に彼女ならそれが可能かもしれないと思う。
何故かと聞かれたら円堂だからと答えるしかない。理屈じゃないのだ。
「それにしてもどないしたんや、その格好!可愛ぇで!なあ、鬼道?」
普段殆ど女の子らしい格好をしない円堂の珍しい姿に、早速恋人である鬼道の前に連れて行ったリカたが、鬼道が何か言う前に発した円堂の言葉に事態は思わぬ展開へと進むことになる。
「ああ、これ?勝手に着せられたんだけど花嫁衣装だって」
「花嫁衣装?」
「うん。何かいきなり結婚させられそうになったけど大丈夫だった」
「…円堂」
あっけらかんととんでもないことを告白した円堂を鬼道がいつになく低い声で呼んだ。
「これからすぐに春奈を救出に向かう。その格好では邪魔になる。早く着替えて来い」
「なんや鬼道、そんな言い方はないやろ!綺麗やの一言もないんかい!」
「リカ、いいんだってば」
あまりと言えばあまりな鬼道の言葉にリカが憤慨し、円堂が宥めていた。
確かにいつも恋人に甘い鬼道にしては珍しい。何か理由があるのだろうが、このままでは円堂にも鬼道にもしこりが残ると判断した豪炎寺がリカを宥めながらも少し悲しげな円堂の頭をベールの上から大丈夫だというように撫でると、「鬼道」と少し厳しい声で呼べば、鬼道は一つ溜息をついた。
「悪かったな、円堂。八つ当たりだ」
「ううん。いいんだ。早く春奈を助けに行こう」
謝罪する鬼道の手を取って、にこりと微笑む円堂は春奈が目の前で攫われて、まだ捕われたままなので気が立っていたのだろうと思っていたが、そうではなかった。
「…お前が別の男の為に着た花嫁姿など見たくないだけだ。似合っているなどと俺の口からは言えそうもない。すまないな」
「う、ううん。本当にいいんだって」
正直に告白する鬼道も首を横に振る円堂も少し顔を赤くしていて、誰の目から見ても仲睦まじい恋人同士だった。
「それならそうとはよ言わんかい!じれったいことすんやないわ!」
とまた怒り出したリカを今度は誰も止めなかった。
END
いえ、リカのあの衣装を守ちゃんにも着せてみたいなと思いまして(笑)。似合ってるけど鬼道さんとしては複雑なようです。
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