主に管理人(柚音)の腐語りやSS、オフライン情報を記載することになります。
今はイナズマイレブンのWキャプテン(鬼道×円堂)に夢中です。
CPは鬼円です。鬼円♀もありますのでご注意下さい。
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番外編と言うか、ちょっとした後日談です。
2010年は本当に私的に激動の年でした。こうしてサイトも開きましたし、皆様ともお会い出来て嬉しい事もたくさんありました。
本当にお世話になりました。ありがとうございます。
…あれ?なんか閉鎖のお知らせみたいになってる?
いえいえ、こんなサイトですが2011年も宜しくお願いします。
2010年は本当に私的に激動の年でした。こうしてサイトも開きましたし、皆様ともお会い出来て嬉しい事もたくさんありました。
本当にお世話になりました。ありがとうございます。
…あれ?なんか閉鎖のお知らせみたいになってる?
いえいえ、こんなサイトですが2011年も宜しくお願いします。
「いつになく鬼道の機嫌がいいな」
「そ、そうかなぁ…」
クリスマスの翌日、部活へとやって来た豪炎寺が(聞きたくてウズウズしている)他の部員達を代表する形で円堂に聞いていた。
対して円堂はギクッとしたのが丸わかりで、どこか挙動不審だ。
そんな彼女の履いているシューズも真新しいもので恐らく(いや確実に)プレゼントとして貰ったものだろう。仲睦まじくて結構なことだ。
そして件の鬼道にも、こちらに来た時に昨日までは無かったものを身につけていた。
「あのマフラーが原因だろう?」
「そ、そうなのかなぁ?」
「あれはお前が作ったんだろう?」
「えっ…と、うん」
困ったように視線を彷徨わせる円堂に核心を突けば、僅かな躊躇の後頷いた。
そこには照れくさくて仕方ないといった色が見えて、二人を見守る豪炎寺としては上手くいっていて嬉しい反面、大袈裟がようだが妹が嫁ぐようで少し寂しくもあり心中は中々に複雑だ。
「でも鬼道、喜んでくれてるのかな?」
「あれは確実に喜んでいるだろう…」
二人の前で鬼道が持ち技であるイリュージョンボールを試しているが、いつもより出ているボールの数も多く、絶好調だ。
「…あの分なら皇帝ペンギンの数も増えそうだな」
「え?ペンギンって増えるのか?」
「…多分。今の鬼道なら出来るんじゃないか?」
それくらい今の鬼道は調子がいい。
そこでどこから聞いていたのか(多分最初から)、風丸が二人の間に入った。
「鬼道があんなにわかりやすい奴だったとは意外だな」
「そうか?結構わかりやすいぞ」
「円堂に関しては確かにわかりやすいな」
「そうだな。今回ので俺もよくわかったよ」
豪炎寺の言う通り、冷静さが売りの鬼道だが大切にしている妹の春奈や恋人の円堂が絡むと途端に激情型になる。端的に言えばわかりやすい。
円堂が常より鬼道の感情を汲み取るのが上手いのは流石だが、その円堂が絡む時の鬼道の事は、当の彼女より周りの方がよくわかっていた。
「それにしてもあのマフラー、練習中にもつけるんじゃないかと思ったんだが、杞憂だったな」
いくらなんでもマントにマフラーはおかしい。いやマントだけでもおかしいと言えば十分おかしいが。
「練習とかは汚れるから外すって」
「大事にしてるみたいだな」
「それは当然だろう。円堂からの手編みだぞ。粗末に扱うようなら俺が取り上げるさ」
「そうだな」
「あ、あのさ…」
うんうんと頷き合う男達の隣で、円堂がずっと思っていた疑問を投げ掛ける。
「なんであのマフラーが俺からのだってわかったんだ?やっぱり下手だからか?」
「いや上手く出来てるぞ。頑張ったな」
「俺もお前がこんな女の子らしい事をする日が来るなんて感動したぞ」
「な、なんだよ!もう!」
親友と幼なじみの二人からいい子いい子するように頭を撫でられ、恥ずかしさも手伝って憤慨すれば
「…おい、そこの三人。いい加減練習に戻れ」
感情を必死で押し殺したような声が飛んできた。声の主は勿論、鬼道だ。
「あ!悪い」
「…あれは今まで言いたくて堪らなかったのを、我慢してたみたいだな」
「そうだな。頑張った方じゃないか?鬼道にしては」
「確かにな」
慌ててグラウンドに戻る円堂の後ろから悠々と戻る二人は冷静に観察しながら、初々しい恋人達を微笑ましく見ていた。
そんな二人の前では戻った円堂に鬼道が小言を言っているようだったが、雰囲気はどう見ても甘かった。
そんな日々から3ヶ月の時が経ち、春になっても鬼道は未だにマフラーを手放そうとはしなかった。
「鬼道、もうそれ外せよ。春だぞ」
「俺にはまだ必要なんだ。どうも首元が寒くてな」
「12月になってもしなかったくせに…」
「仕方ないだろう。これが無かったんだから」
「もういいから外せって!」
「嫌だ」
そんな恋人達の問答が日常となるのも、もうすぐ…。
END
長々お付き合い頂きましてありがとうございました。お待たせして本当にすみません。
鬼道さんはこの後、円堂さんが編んだミサンガと交換条件で渋々マフラーを外します(笑)。
マフラーは休みの日には細心の注意を払ってクリーニングさせてます。クリーニングする人も緊張でドキドキしてそうですね(笑)。
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