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 主に管理人(柚音)の腐語りやSS、オフライン情報を記載することになります。 今はイナズマイレブンのWキャプテン(鬼道×円堂)に夢中です。 CPは鬼円です。鬼円♀もありますのでご注意下さい。
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未だにクリスマス話ですみません。本当に何とかしないと。

早く治して2月の原稿もしたいし、何より年賀状が…(;^_^A





それから教会の近くで車を降り、鬼道が運転手に待ち合わせの時間と場所を伝え、そこからは二人で歩くことになった。

一年で最大のイベントということもあって物凄い人だかりだったが、その中に混じってイルミネーションや教会のセレモニーであるキャンドルライトの列を眺めた。

はぐれないように繋いだ手が何となく気恥ずかしいが、この大勢の中では目立たないし、何よりはぐれたら大変だからと大義名分をつけている。

ゆらゆらと揺れる小さな灯りの洪水が闇の中で幻想的に映る様は、自他共に認めるサッカー馬鹿で鈍さにかけては定評がある少女も感動を覚えたらしく、少し興奮気味に、わぁ!と声を上げた。

「スッゲー綺麗だな、鬼道」

「……そうだな。綺麗だ」

だが鬼道には、むしろそれが円堂の大きな瞳にも映り、きらきらと輝いているのが綺麗に見えた。

それは蝋燭の灯りではなく、彼女自身が放つ光かもしれない…。鬼道の心の闇を照らし、導いてくれたかけがえのない光だ。

もうその光無しでは生きていけないとすら思う。
誰にも奪われないよう、押し寄せる人の波から彼女を守るように引き寄せた。

それにすぐ気付いた円堂が、サンキューな、とにこりと笑う。その背後にキャンドルライトの大群がゆらめきつつ後光のように彼女を照らしていた。それが言い様もない程綺麗だと鬼道は思った。

セレモニーが終わり、部活の帰りということもあって、その後夕食という流れになったのだが、円堂が選んだ店はポピュラーなハンバーガーチェーン店だった。

「…クリスマスにハンバーガーか?」

「いいじゃん。学生らしいだろ?」

「まぁ、そうかもしれないが…」

「後は雷々軒か」

「そこだけは…今日は止めておけ」

知り合いに会う確率(部活帰りの奴ら)が高い上に、そもそも店長が監督だ。

別に会いたくないわけではないが、わざわざ今日会うこともないだろう。

「こういう時でもないと鬼道はあんまり行けないだろ?こことかさ」

「そうだな」

確かに普段鬼道は目にしてはいても実際に食したりする機会はない。
こうして彼女と出歩くようになってから知り得た事は多い。自分を取り巻く世界が広がったように感じるのだ。

「…なんて言ってるけど、実はここくらいしかお財布的にきつかったのもあるんだけどな」

後はお年玉まで我慢しないとな、と照れ臭そうに笑う円堂は何度言っても鬼道に奢ってもらうことを良しとしなかった。

「円堂、何度も言うが…」

「あ!席空いてるみたいだし、行こうぜ」

「おい、こら待て円堂。離れるなとあれほど言っただろう」

走り出そうとした彼女を間一髪で止め、まったくと溜息をつけば、ごめんと罰が悪そうに謝られる。

そうなるともうそれ以上は怒れなくなり、普段通りに戻るのが二人の日常だった。

鬼道としてはデートで男が奢るものだと思っていたし、そもそも彼女とは貰っている額も違う。

だがここで何を言っても彼女が頷かないことは知ってるので、ここは大人しく従うことにした。

そうして食べたハンバーガーの味は大体予想通りの味で感動する程でもないが、やはり隣に彼女がいるというだけで特別なものに感じる。しかも二人きりという状況だ。
楽しそうにサッカーの話やさっきのセレモニーの話をしながら食事する円堂を見ているだけで満足だった。

もっと小洒落た店は彼女が言う通り、大人になってからでいいだろう。


店を出ると、ちょうど近くで鐘がなる音がした。荘厳な鐘の音と言うより、喧しい程に何度も鳴らすそれはクリスマス限定の抽選会らしかった。

いつもなら通り過ぎるだけたが、今鬼道も円堂も先程の店で買った際、抽選券を一枚ずつ貰っていた。

会場は既に人が大勢集まっていて何が当たっただのハズレただの凄い騒ぎで、正直鬼道は苦手だったが、隣にいる円堂の目が行きたそうだったので行くことにした。

「折角の機会だしな。行ってみるか?」

「いいのか?でも鬼道、嫌だったらここで待ってても…」

「…この人で一度はぐれたら二度と会えないだろう。大丈夫だ。俺も行く」

円堂一人で行かせる方が嫌だった。途中で誰かに攫われないとも限らないのだ。

「うん、じゃあ行こうぜ!」

外れないようにしっかりと手を握って抽選の列に並ぶ。少し待ち時間も出来ていたが、二人で話していたらすぐだ。

当たるに越したことはないが、くじ自体が楽しそうで円堂はわくわくしながら待っていたが、後にこの選択を後悔することになる。




続きます(また!?)

鬼道さんが惚気るから長くなって、また続きに(人のせいに)。

鬼道さんは守ちゃんが可愛くて仕方ないし、実際に守ちゃんは可愛い系だけど、綺麗なものを想像すると必ず守ちゃんが思い浮かぶのが鬼道さんです。

心と言うが生きざまと言うか、とにかく聖域に近いものがあると思います。絶対に汚しちゃいけないとか考えていそうです。

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