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 主に管理人(柚音)の腐語りやSS、オフライン情報を記載することになります。 今はイナズマイレブンのWキャプテン(鬼道×円堂)に夢中です。 CPは鬼円です。鬼円♀もありますのでご注意下さい。
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本当に申し訳ありません。有言不実行もいいとこです。



ちょっと体調不良起こしましたが、もう大丈夫です。



本当にすみません。もうカウントダウンに入ってるのにクリスマスって…(大汗)。








(ど、どうしよう…)



そうしてついにやってきた帰りの時間、円堂は窮地に立たされていた。



しかも今日に限って鬼道と二人きりなのだ。



春奈はクリスマスということで音無の両親と外食するらしく、今日の帰りは迎えに来るとの事だった。



さっき迎えの車が来たとのことで円堂に「頑張って下さいね、キャプテン」と声をかけていったところを見ると、もしかしたら彼女なりに気を遣ったのかもしれないが、円堂には更なる試練と言っていい。



ちらりと視線を校門に向ければ、その彼女のご両親に兄として鬼道が挨拶をしているところだった。



(鬼道…、本当は春奈とクリスマス過ごしたかったとかないかな)



何といっても二人きりの兄妹だ。

音無の両親と上手くいっているのは嬉しいが寂しいのもあるんじゃないかと思う。



ここからは後ろ姿しか見えないが、何となく鬼道の背中が寂しげに見えるのだ。



(よし!今日は鬼道を楽しませよう!)



と密かに心に誓う。それにはまず…



(うん、今日は車で寝ないようにしないとな)



いつもそう思って頑張っているのだが、連日の編み物で目が疲れているせいか、どうしても瞼が重くなってしまうのだ。



(それに…心地いいんだよな)



車もそうだが、隣にいて支えてくれる鬼道の温もりが気持ちよかった。うつらうつらしている時はまだ意識があって、起きなきゃと思うのに、そうなると必ず鬼道が肩を引き寄せてくれた。

それに安心して、いつも意識まで落ちてしまう。



そうして気付けば自宅前だったり、時には自室のベッドだったりする。



(鬼道には迷惑かけてるよなぁ…)



いつもそう思う。だからこそ今日は…。



「…円堂」



「え?あ!鬼道」



つらつらと考え事をしていると、いつの間話し終えて来たのか、目の前に鬼道がいた。



「待たせてすまなかったな。お前だけでも先に車内に行っていて良かったんだぞ」



「大丈夫だって。今、車に入ったら汗掻きそうだし、寝ちゃいそうな気もするしさ」



「それもそうか」



鬼道も連日の円堂の愛らしい寝顔を思い出し、クスリと笑った。



微かに聞こえる寝息と共に、それは心癒されるものだったが、流石に今日は寝られたら困るなと思う。



「では帰るか。今日は少し遅くても大丈夫だな?」



「う、うん…」



元々今日はその予定だった。昨日は鬼道の家のパーティーがあるとかですぐに帰らなければならなかった為、今日の日の約束をしていたのだ。



円堂の家も細やかなホームパーティーが昨夜あったが、今日は何も無かった。



ただ春奈も一緒だろうと思っていたのが違っていて混乱しただけだった(春奈にその事を話したら何故か、「私、そんな小姑じゃないですよ」と呆れ顔をされたが)。



「でさ、どこ行くんだ?」



「…車内で話す。流石にそろそろ冷えてきただろう?」



そう言って円堂の手を取ると横に並んで歩き出す。



その時、円堂が先程まで感じていた冷たい風が弱まって、あれ?と思えば真相は簡単。風上に鬼道がいるのだ。



そういうさりげない行動にいつも鬼道の優しさを感じる。



そうして見た鬼道は髪を上げているせいか、やっぱり首元が寒そうで何でマフラーしないのかな?と思う。



もう少し上手く出来ていたら自分のもあげられたのにとも思うが、ここまでしないと、もしかしてマフラー嫌いなのかな?とも思ってしまう。



クリスマスプレゼントに嫌いな物を渡されたら気分は最悪だろうなと益々渡し辛くなってしまった。







鬼道に促されて乗った車内は暖かくて、思わずほぉと安堵の息を漏らせば、それに気付いた鬼道にまた苦笑された。



「やはり寒かったんだろう。これからは先に車にいろ。お前は気を遣い過ぎだ」



「大丈夫だって。冬の河川敷に比べればずっとマシだし、あ!あそこでボール追って川に入っちゃった時は流石に寒かったけど」



「…二度とするなよ」



「もうしないって。ボール落とさないようにするし」



「…そういう問題ではないだろう」



一歩間違えれば風邪ではすまない円堂の話に鬼道はひやりとする。



円堂なら何度もやりかねないエピソードだから尚更質が悪い。何故周囲が止めなかったんだと沸々と怒りも込み上げてくる。



同時に自分がいたら何が何でも円堂を止めただろうと思うが、流れていくボールを見て彼女が泣いたら愚の骨頂だと知りつつ自分が取りに行きそうだなとも思い(むしろ確信し)、そんな自分に笑いたくなった。



昔の…帝国にいた頃の自分が今の自分を見たら、甘くなったものだと笑うか軽蔑するだろう。

それほどに信じられない事態だが、鬼道自身は今の状況に満足していた。幸福だと言っていい。



長年の悲願だった妹を引き取ることは出来なかったが、前のように近くにいることは出来るし、話すことも会うことも自由だ。



帝国とはまた違った意味で、手は掛かるが気の置けない仲間もいて相談出来る奴もいる。



それに何より円堂が…ずっと側にいて支えたいと思った存在が…何度も何気ない言葉で自分を救い光を与えてくれた彼女が、今自分の恋人として隣にいてくれる。



その奇跡に鬼道は神に感謝したいくらいだった。





「鬼道?」



「いや、まずは定番だが教会に行ってみるか?」



「うん。でも何かイベントやってたりしないか?」



「ミサか。今日は一般にも開放されているから大丈夫だ。それに外だけ見ても、この時期は中々のものだぞ」



「うん、わかった」



にっこりと円堂が微笑む。それだけで鬼道の心を暖かくするには十分だった。







ここで折り返します。





本当にすみません。今更のクリスマス∬です。もう幾つ寝るとの時期ですよね(泣)。

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