主に管理人(柚音)の腐語りやSS、オフライン情報を記載することになります。
今はイナズマイレブンのWキャプテン(鬼道×円堂)に夢中です。
CPは鬼円です。鬼円♀もありますのでご注意下さい。
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三部作の後編なんですが、予想外に長くなりましたので分けました。後編の前半です(日本語が変)。すみません。
「悪い。いやまさかいちゃついてる最中だとは思わなくてよ」
「い、いちゃ…って…」
「綱海…」
遅らばせながら(遅すぎるが)どうやら二人の邪魔をしたことに気付いた綱海がそう謝ったが、その率直すぎる発言に円堂は真っ赤になり、鬼道は溜息をつく。
神と魔王 後編
「え?イチャイチャいいじゃねーか。俺だって出来るならしたいぜ?」
「…そういう問題ではない」
「そんなに怒るなよ、鬼道。邪魔したのはホント謝るから」
「別に怒ってなどいない」
(あー…うん。確かに鬼道、怒ってはいないけど…)
どこかちくはぐな綱海と鬼道の会話を聞いているうちに平常心を取り戻してきた円堂が正確に鬼道の様子を判断する。
(機嫌は悪いよなぁ。後呆れてる感じもする)
腕組みをして眉間に皺を寄せている鬼道から今にもまた溜息が漏れそうだ。
「だから本当に悪かったって。…あ、もしかしてもうすぐベッドインだったか?」
「綱海!」
「いや大事なことだろ?もしそうなら謝っても謝りきれないって言うか…」
綱海の見当違いな問題発言に鬼道はついに鋭い声で制止するが、片や円堂は首を傾げていた。
「まだ寝るには早いんじゃないか?」
「円堂…」
やはり意味がわかっていなかったか、と脱力する反面、安心する鬼道だった。
円堂とは勿論そこまでは進んでいない。事を急ぐつもりはなかった。
「いやそうじゃなくて、なんつーかな、ベッドの上でイチャイチャするってこと」
「綱海!いい加減にしろ」
「え……それって…」
鬼道の制止も虚しく、いかに円堂と言えどそこまで説明されれば流石に気付く。そして気付いた瞬間、顔をまた耳まで真っ赤にしてしまう。
「ば、バカ!鬼道がそんなことするわけないだろ!」
「円堂…」
信じてくれているのは有難いが、そこまで否定されるのも男としても、恋人としても複雑なものがあった。
「何言ってんだよ、円堂。鬼道だって男だぜ。好いた相手を抱きたくないわけないって。そうだろ、鬼道?」
「……」
― 本気でこの男をどうしてくれようか?
一見普段通りに見える鬼道の思考が少し危険な領域に入りかけたところで円堂が口を挟んだ。
綱海と違い、正確にその場の雰囲気を読んだ円堂はそこで「そうなのか?鬼道」と鬼道を追い詰めたりはしなかった。
「そういえばさ、綱海。俺に相談したいことがあるって…」
「あ!そうだったな。悪い」
自分で乱入までしておいて忘れていたのか、と鬼道が怒り半分、呆れ半分で溜息をつく。
円堂のお蔭で大分冷静さは戻ってきていた。
「頼む、円堂!俺に口説き文句を教えてくれ」
「……………は?」
「綱海、それは明らかに人選ミスだ」
綱海の大暴走は止まりそうもなかった。
すみません。続きます。
三部作なのに続いてすみません。長くなったので後編を一旦ここで切ります。
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