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 主に管理人(柚音)の腐語りやSS、オフライン情報を記載することになります。 今はイナズマイレブンのWキャプテン(鬼道×円堂)に夢中です。 CPは鬼円です。鬼円♀もありますのでご注意下さい。
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キリ番1415のるい様リクエスト



『鬼円♀+帝国』です。帝国学園設定に捏造ありまくりです。すみません。長くなりましたので、今回は前編です。



帝国と言いつつ、今回は不動ばっかり出てます(汗)。



るい様、こんなものでも宜しければ、お受け取り下さいm(__)m

あ、ここでの円堂くんは女の子です。苦手な方はご注意下さい。今なら引き返せます。








これといってすることもなく、帝国スタジアムで軽くストレッチをしていた不動は、そこで意外すぎる人物を目撃することになる。





「はぁ?円堂じゃねーか。どうしてお前がここにいるんだよ?」



「あ、不動~!」





見間違いだと思いたかったが、やはりそうではないらしい。



自分の姿を見付けて嬉しそうに走り寄って来る少女を見ながら、これはまた面倒なことになりそうだと、そう不動は思った。









誓いの証 前編









「どうしてお前がここにいるんだよ?おかしいだろ。帝国だそ、ここは」



「おかしくなんかないぞ。今日は練習試合を申し込みに来たんだ」



「…へぇ、そういうことかよ」





少女の言葉で大体の状況は把握出来た。



少女の名は『円堂守』



雷門中サッカー部のキャプテンであり、少し前は日本代表のGKとキャプテンを務めた実力者だ。



本人は自分の力よりチームの力を主張するが、彼女がいなければまず個性派揃いのメンバーはまとまることさえ難しかっただろう。



そんな最重要人物な自覚はない彼女はチームメイトどころか敵の選手にまで分け隔てなく、その朗らかさや優しさを発揮され、彼女に惹かれる者はそれこそ世界中後を絶たない。



しかし、そんな彼女が本当に手を差し伸べたのは、選んだのはただ一人…。





「鬼道はどうしたんだよ?一緒じゃねーのか?」



本当ならこの場では出したくなかった名前だ。



この名を口にすれば、彼女がどんな反応を示すかなんて、手に取るようにわかる。

思った通り円堂は鬼道の名前を出した途端、少し照れくさそうに微笑んだ。





「鬼道はさ、佐久間や源田達と日取りとか重要な話をしてるんだ」



「…そこにお前がいなくていいのかよ?」





仮にもキャプテンだろ、と呆れたように不動が言えば、円堂は「そうなんだけどさ」と嬉しそうな顔をした。

その顔が誰に向けられたかなんて考えなくてもわかる。





「鬼道が久々に凄く嬉しそうにしてるから、邪魔したくなくてさ」



あの世界大会では色んな事が起こった。

鬼道も、そして円堂自身にも信じられないような出来事がいくつも起こったのだ。



鬼道がいつも通りにしようと一生懸命そう振る舞っていることは、円堂にも痛い程よくわかっていた。



だから、その事について言及するつもりはないが、何とか力付けてやりたかった。



その思いは佐久間達も同じだったらしく、円堂が相談するとすぐに練習試合を持ちかけてくれたのだ。



今日ここに来たのは練習試合の話し合いと言うより、仲間達との触れ合いで少しでも鬼道が元気になってくれたら、と言う願いからだ。



だから、そんな場に自分は相応しくないと円堂は席を外したのだ。



「けど、お姫様がいなくなって、今頃あいつが大騒ぎしてないといいけどねぇ」



「大騒ぎって…」





そんな鬼道は想像出来ない円堂があり得ないと笑おうとしたが、





「その通りだぞ、円堂」





背後から聞こえた声にびっくりしてしまう。





「佐久間…?」



「鬼道が心配しているぞ、円堂」





そこには鬼道の参謀役の佐久間次郎がやれやれと言う顔で立っていた。





「佐久間がどうしてここに…?」





当然鬼道と一緒にいると思っていた佐久間の登場に、円堂は目を丸くする。





「お前が突然いなくなって、鬼道が心配しないはずがないだろう?」



「でも俺、ちょっと出掛けてくるって辺見に言って行ったし…」



「そうだな。辺見が確かにそう言伝されていたみたいだな…」





それを報告した途端、何で止めなかったと鬼道ではない周りから辺見が責められたものだ。



ここは猛獣よりも危険な男子校なんだぞ、円堂に何かあったらどうする!と、お前は自分の学校や生徒をなんだと思ってるんだと思う発言も飛び出したが、異論はない。



すぐにセキュリティを使って円堂を探すと、この帝国スタジアムに反応があったのだ。



それに円堂らしいと安堵したのも束の間、そこには不動もいるとわかり、大急ぎで佐久間が派遣されたというわけだ。





「お前ら、俺をなんだと思ってるんだよ?」



「お前が円堂と二人きりと言う不穏なことをするからだろ?」



「俺じゃねーって。向こうが勝手に来たんだろ?…ん?勝手に?」





そこで不動はハッと気付く。本来ならすぐに気付くことなのだが、円堂のペースに呑まれて遅れたのだ。





「お前、どうやってここに来たんだよ?ここはセキュリティが厳しいんだぜ」





部外者はまず入れないのが帝国学園だ。今日は予め許可されて入ったとは言え、このスタジアムまで円堂が一人で入れるわけがない。



その疑問には首を傾げる円堂に代わって佐久間が答える。





「ああ。それは円堂は顔パスで設定されているから問題ない」



「いや、問題あるだろ、それ」



「円堂だから問題ない」



「まぁ、いいけどよ」





初めて帝国のセキュリティに不審を抱いた不動だが、すぐにあまり気にならなくなってしまった。



それも佐久間が言うように、相手が円堂だからだろう。





「で?顔パスだからここにいるってわかったわけだ」



「いやそれは…。円堂、鬼道から帝国学園の校章を貰わなかったか?」



「これのこと?」





そう言って円堂が大事そうに首にかけてある御守りから取り出したのは、紛れもない帝国学園生徒にしか所持することが許されない校章だった。









続きます。





思いの外、長くなったので、ここで一旦切ります。



帝国学園設定が捏造ばっかりですみません。
そして辺見、ごめん(-人-)

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