主に管理人(柚音)の腐語りやSS、オフライン情報を記載することになります。
今はイナズマイレブンのWキャプテン(鬼道×円堂)に夢中です。
CPは鬼円です。鬼円♀もありますのでご注意下さい。
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すみません。終わりませんでした。しかもちょっと色々すみませんな話です。
鬼道さんって、どうしてこう苦労が似合うんでしょう?
管理人、Sッ気はないはずなのに鬼道さんが大体被害に遭いますよね(汗)。
あ、このお話は円堂くんが気持ちは男の子ですが(鬼道さんと付き合ってますが)身体は女の子なのでご注意下さい。
鬼道さんって、どうしてこう苦労が似合うんでしょう?
管理人、Sッ気はないはずなのに鬼道さんが大体被害に遭いますよね(汗)。
あ、このお話は円堂くんが気持ちは男の子ですが(鬼道さんと付き合ってますが)身体は女の子なのでご注意下さい。
「リカ達がいい加減女の下着つけろって迫ってきてさ。いや胸の方はゴムのスポーツタイプのを着けてたんだけど、そろそろ慣れてきただろうし、ホックのにしろって」
「そ、そうか…」
どうしてこんな話になったんだ?と思わなくもないが、鬼道は内心の動揺を隠すのに精一杯だった。
常に冷静であることが信条の鬼道が持てる力を総動員してだ。
それくらい円堂の話は破壊力があった。
「それでさ、下も男のじゃ履いている意味ないから、ちゃんと女の子の買わないとダメだって言われてさ、そっちも一緒に選んでやるからって昨日の帰りデパートに連れていかれたんだ。ほら、あの駅前の」
「ああ、あそこか…」
それは帝国学園最寄り駅前にある老舗の大手デパートだ。
品揃えが豊富で鬼道も使うことがあるが、これからはそこに行く度に…いやデパートを見る度にそこで円堂が女子用のを買ったのかと動揺してしまいそうだった。
「そしたらリカ達から話を聞いたみたいで夏未や秋や春奈もいてさ、皆そりゃもう嬉しそうに選ぶから断れなくて」
「それは…大変だったな」
妹もその場にいたらしいので後で状況を聞いてみるかと鬼道は思ったが、まずは今にも泣き出さん勢いで必死に昨日の事件を語る円堂を宥めるように、その頭を撫でた。
昔は…円堂が男だった頃は殆ど変わらなかった身長も、今では円堂の頭が鬼道の鼻くらいで頭を撫でるのも撫でやすく、また抱き締めやすい高さでもあったが、今はまだ練習中なので後者は無理だった。
「なんやラブラブやなぁ。練習ここで終わらせたらどうや」
そんな二人に恋愛の達人を自称するリカが横から話に加わった。
見れば佐久間も源田も他のメンバーも、こちらが気になっていたのだろう。練習しつつ、ちらちらと視線を投げ掛けて来ていたのを鬼道は知っていた。
だが、円堂の話題が話題でそちらに気を配る余裕が無かっただけの話で、常に周りの状況を把握しているのが鬼道という人物だ。
「…練習が身に入らないなら帝国スタジアム100周の走り込みでもするか?」
「「「すみませんでした」」」
このキャプテンは帝国スタジアムがどれくらいの規模を誇るのか知っているのか?いや知っているからこその暴挙だろう。
鬼道を取り巻く黒いオーラに戦々恐々とする部員たちを尻目にリカが場違いな程明るい声を出した。
「そんなカリカリせんでも、ちゃんと鬼道好みのやつ、円堂に持たせたからな、期待しといてな」
「…は?」
「春奈が言っとったで。お兄ちゃんは絶対清純派が好みですって。だからちゃんと円堂のもそれや。ウチとしてはもっと派手なのが…」
「は、春奈!?」
ここにはいない妹の可愛いが自分に似て何か企んでいる時の笑顔が脳裏に浮かんで鬼道は思わず頭を抱えた。
「だから白とかピンクばっかり選んだんだ」
納得したように呟く円堂の言葉は聞かなかったことにする。
何しろ先程から男子高生には刺激が強過ぎる話題だ。
「なんやブルーも選んだやろ?」
「ああ、うん。鬼道が雷門の時に着けてたマントと同じ色だったな」
そうか…あの色かと想像しそうになり、慌てて気を引き締めると心頭滅却するようにゴーグルの下の目を閉じようとしたが…
「そうやな。色の明るさとか今鬼道がつけとるゴーグルと同じ感じやったな。今日円堂が着けとるの」
「!?」
出来なかった。出来るはずもなかった。
リカの言葉を聞いた部員達が一斉に鬼道を見たが、それらをゴーグル下の眼力一つでそっぽを向かせる。
色んな意味で内心煮えたぎりそうだった。
鬼道が何とか平常心を取り戻そうと苦労している横で
「どうして下着チェックなんかするんだよ」
「そうせんと円堂また男のやつ着てくるやろ。…まぁ、ちゃんと着けてきとるから安心やな」
「着けてなかったらどうしてたんだよ」
「更衣室で脱がしてヌーブラ・Tバッグの刑や」
などと油断ならない会話をしていたが、とりあえず害は無さそうな(実際にされたわけではない)ので再び聞かなかったことにする。
今、試合があったならば確実に前半はガタガタになるであろう程に、帝国の頭脳はその役割を果たせそうになかった。
続きます。
あと1話だけ続きます。すみません。
どうしよう、鬼道さんが不憫で終わる結末しか考えられない…(汗)。
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