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2010年7月18日 青春カップ2 O28 「月見草&パクモグ」にて参加させて頂きます。
私が小説で鬼円、相方が円鬼で漫画です。
新刊情報
「POLAR STAR」 鬼道×円堂(アニメ設定です)
新書 60P↑↓ 価格未定
エイリア学園の事件の後、付き合い始めた二人の話です。
サンプルはつづきはこちらをクイックして下さい。
出来ればコピーも一冊出したいなと思っています。よろしければお立ち寄り下さい。
~佐久間と源田のある日の会話~
「佐久間、明日円堂と会う約束をしたんだが、どう思う?」
鬼道の母校・帝国学園サッカー部きってのGk・源田幸次郎だった。
「約束って、あの円堂とか?」
驚いたように目を見張るのはFWの佐久間次郎だ。少し前まで松葉杖が離せない身だったが、今はもう全快し練習にも積極的に参加していた。
佐久間は自分の問いにそうだと頷く源田に、お前は知っているのか?と呆れ顔で返した。
「円堂は鬼道と付き合い始めたばかりなんだぞ?それがなんで久々の休日に恋人をほっといて、お前なんかと会うんだ?」
「ちょっと待て。どうしてお前がそんなことを知ってるんだ?」
「なにがだ?」
「だから鬼道と円堂が付き合い始めたって・・」
「ああ。それはその場に居合わせたからな」
「は?」
何故だろう?嫌な予感しかしない。源田は人知らず冷や汗が流れるのを感じた。
「前に鬼道が怪我の様子を電話で聞いてきた時に様子がおかしいから小一時間問い詰めてみたら、円堂に自分の正直な気持ちを話すって聞いたんだ」
「で?」
「そんな時に邪魔が入ってはいけないだろ?だからその場の人払いを帝国の他のメンバーに頼んでおいた」
「佐久間…?」
「俺自身が行ければ良かったんだが、そこまではまだ動けなくてな」
「いや。そういう問題じゃ・・」
「だから仕方なく、行ってくれたメンバーに電話でその時の様子を聞いて、円堂からの承諾を得たとわかったんだ」
「お前……」
「だからすぐ鬼道に、おめでとうとメールをしたが中々返信が返ってこなくて、もしかしてダメだったのかと心配したが、そんなことはなかったようだ」
「俺…今初めて心の底から鬼道に同情したぞ」
こいつだけは敵に回しちゃいけないと心に誓った源田だった。ついでに言うと味方でも色々厄介な時もあるが……。
「とにかく円堂は俺に相談したいことがあるそうだ。そう言われて応じないわけにはいかないだろう?」
気を取り直してそう源田が告げれば、ますます佐久間が怪訝そうな顔をする。
「それこそ何故鬼道ではなくお前にするんだ?」
~本文抜粋~