「帝国の呪縛　前編」タイトルからしてまさに鬼道さんの回ですね。

　
　影山語りを踏まえつつ円堂くんと鬼道さんの出会いから今までのことがダイジェストに語られていました(笑)。

　鬼道さんへの影山の影響って年月も有りますし相当なものですよね。なにせ現在の鬼道さんの半生は一緒にいるということですものね。当然かもしれません。

　そして影山を語る上で欠かせないのが円堂くんの祖父、大介さん。本当にこの４人は因縁深い。

　鬼道さんが後半、影山の不確かな情報で円堂くんを心配させたくない(巻き込みたくない)と言ってますが、確かに円堂くんも鬼道さんとはまた違った意味で影山の影響(被害)を受けた最大の人物でもあると思います。影山の名前を聞いただけで、多分円堂くんはお祖父さんのことを思い出して傷ついてしまう、と鬼道さんは考えたのかもしれません。(生きているかも情報を円堂くんが聞いているなんて知りませんし)だからこそなるべく近づけたくないという鬼道さんの気持ちもよくわかります。

　そして原因はわからなくても鬼道さんが悩み苦しんでいるのを感じた円堂くんもまたそんな鬼道さんを心配して追いかけたのが、またいいですね。鬼道さん、むしろ貴方の様子に円堂くんは心配してますよ(笑)。
　円堂くんが加わった瞬間、元帝国だけだと何となく不協和音だったメンバーが上手く纏まった気がします。何より不安定な今の鬼道さんを支えるのは円堂くんしかいないでしょう。

　ところで鬼道さんって本当に不動をプレイヤーとしては認めている、んですね。一歩フィールドを出ると全然信用してないのにちょっと笑いました。鬼道さんはオン・オフというよりイン・アウト(信頼する人物・それ以外)の態度の差が実は大きいと思います。円堂くんが言ったことなら信じるし、フォローもするのに、えらい違いです。

[5回]