主に管理人(柚音)の腐語りやSS、オフライン情報を記載することになります。
今はイナズマイレブンのWキャプテン(鬼道×円堂)に夢中です。
CPは鬼円です。鬼円♀もありますのでご注意下さい。
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小話なのに前編って…(笑)。明らかに日本語間違ってますね。
全然本編に絡んでない内容かもで先に謝罪します。
あ、鬼円♀ですのでご注意下さい。
全然本編に絡んでない内容かもで先に謝罪します。
あ、鬼円♀ですのでご注意下さい。
(確かに冬っぺが元気になるなら何でもするって言ったけど…)
病床の冬花を元気づけたくて、そう言った途端に冬花の瞳が輝いたのだ。
「私ね、一度守くんをうんとおしゃれさせたかったの?」
「……はい?」
そうしてあれよあれよと言う間に髪をいじられ、服もフリフリなものにさせられたのだ。
冬花は「すっごく可愛い」と満足気だったが…。
(に、似合わないにも程があると思う)
これを最初に見た監督は何とも言えない表情をしていたし、その後にあった夏未はこれまた何故か「可愛いわ!」と言って抱き付いて来たが、物珍しいだけだろう。
(髪なんて元に戻らないし、スカートだと走れないし)
普段2つに結んだだけの長い髪は今はふわふわと夏未のような髪になっているし、服だってフリルのついたスカートに上もボレロを着せられ、服だけ見ればお人形みたいだ。
一刻も早く帰って着替えたいのだが、こんな服でもし転んで汚したらと思うと走ることも出来ない。
本来なら病院で元のジャージに着替えるべきだったのだが、着替えの際に冬花が汚れていたとのことで洗濯に出してしまったのだ。
冬花に悪気はないし、許可したのは自分なのだからと、そのままの格好で帰ることにしたのだが、失敗だったと今更ながら思う。
(す、進まない…)
どうにも困っている様子が周りにも伝わったのか、先程から何人もの男の子や男性に声をかけられ、一向に前に進めないのだ。
あちらは善意(円堂の観点から言うと)で言ってくれているだけに、あまり強くも言えず、ただ早く帰らないといけないのでと挨拶もそこそこに振り切っていた。
(う~、ごめんなさい~)
心で謝罪しつつ進む円堂だが、この辺りの人の良さと言うか無防備さを、いつも鬼道や豪炎寺達から心配され注意されるのだが、当の本人は何故駄目なのかがいまいちわかっていなかった。
そうして何人か断ったところで、ついに執拗な男に捕まってしまったのだ。
どうもその人は円堂を迷子だと思った(と円堂は思っている)らしく、どこかへ連れて行こうとしていた。
美味しいケーキがあるお店に行こうと言われ、そういえば夕飯前だったなとも思うが、早く帰りたいと言う気持ちが勝る。
「すぐ近くだし、行ってみようよ」
「あの、だから…」
「…ここにいたのか。探したぞ」
きっぱりともう一度断ろうとしたところで、馴染み深い声がすぐ近くで聞こえる。
その声を聞いた途端、何だか安心してしまった。
「鬼道…」
ほっと息をつきながら振り向けば予想通り、チームの司令塔・鬼道有人が険しい表情で立っていた。
(あれ?何か怒ってる?)
現れた司令塔はいつも通りゴーグルをかけていて、表情はわかりにくいが円堂には雰囲気ですぐにわかった。
ただ、怒っているのはわかったが、理由がわからない。
わけがわからず首を傾げていると、いつまでも動かない円堂に焦れたのか、鬼道にそっと手首を掴まれ引き寄せられる。
耳元で「知り合いか?」と聞いてきたので首を横に振れば、「そうか」と納得したように頷いた。その表情から少し厳しさが取れたが、事態の展開に付いていけず呆気にとられたままの男に向き直ると
「先を急ぐので失礼。彼女が世話になった」
と告げる声は険しいままと言うか、声音からして他者を寄せ付けない冷たさがあった。
やはり怒ってはいるらしい。
そのままその場を後にし、手を取ったまま先を行く鬼道は無言で、顔は見えないし、何故怒っているのかもわからないしで、円堂はさっきの安心感はどこへやら何だか泣きたくなってきてしまう。
続く
ちょっと小話のつもりが長くなってしまったので、ここで折り返します。
さて鬼道さんの怒りの理由とは?(わかりきってますが(笑))
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