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 主に管理人(柚音)の腐語りやSS、オフライン情報を記載することになります。 今はイナズマイレブンのWキャプテン(鬼道×円堂)に夢中です。 CPは鬼円です。鬼円♀もありますのでご注意下さい。
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前後編のはずが、何故か中編に!
もはや小話でも何でもないですね。

それにしても風邪が中々治りません(T_T)





「なぁ、鬼道」

「…今まで一体何をしてたんだ?」

手を引かれながらも意を決して話しかければ、前を歩く鬼道がやっと立ち止まってくれた。

怒ってはいても、いつもと違う格好の円堂のせいか歩みは緩やかで、その辺りの気遣いがいかにも鬼道らしかった。

だが振り向き様に掛けられた当然と言えば当然の質問に、やっと口をきいてくれたと安心する間もなく、心底困ってしまう。

「えっと…」

それを話せば自分の祖父のことを話さなければいけない。

いつかは鬼道にも話そうと思っているが、今はまだ駄目だった。

まだはっきりとしたことはわからない上にどうしたって影山の陰がちらついてしまう。

イタリア戦を前にそれは避けたかった。


かと言って、どう説明したらいいか全く思い浮かばなかった。
相手は鬼道である。下手な言い訳は通用しないし、出来れば嘘はつきたくない。

真実を話せず嘘も言えない。

そんな八方塞がりの円堂をどう思ったのか、鬼道は一つ溜息をつく。

「…少し前に監督から連絡があった」

「え?」

「マネージャーの久遠の具合が悪くなって病院に運ばれたと。お前はその場に居合わせたから、付き添って看ていたから遅くなるとな」

「なぁんだ」

流石は監督と言うべきか。
全てを語ってはいないが、嘘は言ってない。

ほぅと円堂が胸を撫で下ろしていると

「だが俺はそれが全てではないと思っている。勿論嘘とは思わないが」

「鬼道…」

鬼道のゴーグル越しからの強い視線を感じて言葉に詰まってしまう。

「家庭の事情に首を突っ込むような野暮なことはしない。…が、お前が絡むなら話は別だ」

「な、なんで?」

わかったんだ?と言いそうになり、慌てて口をつぐむ。それでは関係していると自ら言っているようなものだ。

けれど口に出そうが出すまいが、鬼道にはお見通しだった。言葉ではなく、主に態度で。

「お前を見ていればわかる。前にも似たようなことがあっただろう。その時もこんな感じだったと思ってな」

確かに前にも同じような事が起きた。あの時はきっかけで今回ので…解決と言っていいんだろうか?

しかし…。

「鬼道…ごめん」

まだ話すわけにはいかなかった。

夏未からのはっきりとした情報もそうだが、せめてイタリア戦が終わるまでは…。


「俺には…話せないか?」

「まだはっきりとはわからないし…でもいつか話すよ」

必ず!とキリッと顔を上げれば、少し困った顔の鬼道がいて本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

「…わかった。待とう」

頷きながらも鬼道は少し落胆していた。

円堂にではない。自分自身にだ。

あの時も今も自分はチームの司令塔にも関わらず、一人焦り冷静さを見失っていた。

こんなことではあの影山に足元を掬われてしまうだろう。

そんなことはわかりきっているはずなのに上手く感情のコントロールが出来ない自分に自嘲めいた笑みが出てしまう。

「鬼道…本当にごめんな」

「いや…。俺の方こそすまない。俺が万全の調子だったならば、また違っていたかもしれないな」

いつものように常に冷静でいられたなら、円堂も相談出来たのではないかと思うのだ。

こんなことでは司令塔としても、何よりこの少女の恋人としても失格だという自覚はある。

(…こんなザマでは一度豪炎寺のシュートでも食らうべきかもしれないな)

ただ自覚はあっても、それを他者に譲る気は全くなかった。


「違うんだ。鬼道…あの、少し時間が欲しくて…だから鬼道のせいじゃないんだ。悪いのは…」

「円堂」

悪いのは俺で、と続けようとしたのだろう言葉を遮った。

そんな言葉は言わせたくないし、彼女は全く悪くないことはわかっている。


「なに?」

「随分と可愛らしい格好をしているが、それはどうしたんだ?」

そうこれも言いたかったことの一つだ。

「こ、これは…」

「それにさっきは見知らぬ男に声を掛けられていたな」

「それは…その…」

丁度いい機会だ。

これを機に彼女に自分の魅力を自覚させるべく、説教タイムにするかと鬼道は先程とは違う、どう見ても人が悪いとしか言い様がない笑みを浮かべていた。




続く


まだ続くの?(すみません)

鬼道さんの怒りは中々に複雑です。自分に怒っていたのもあるんですが、次こそ恒例(?)説教タイムです(笑)。

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