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 主に管理人(柚音)の腐語りやSS、オフライン情報を記載することになります。 今はイナズマイレブンのWキャプテン(鬼道×円堂)に夢中です。 CPは鬼円です。鬼円♀もありますのでご注意下さい。
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スパーク、行きたかったなぁ。

前から全員出勤と言われていたから諦めてましたが、オールジャンルも見てみたいです。参加したかったなぁ。

でも青春カップと日にちが近いから参加したとしても新刊は無理だったかな。

あ、続きに鬼円♀小話(?)完結です。やっと終わりました(;^_^A






「あの時は性別など関係なく、お前という存在が気になっていたからな」

「そ、そうだったのか?」

今にして思えば初めて会った時から彼女は特別だった。

(ああ言うのを一目惚れと言うのだろうな)

あの時の彼女は…今も試合時はそうだが長い髪をバンダナで隠し、胸もそれ用の下着を着けるのか目立たない状態で一見するとどちらかわからない感じではあった。

だが今の彼女はその格好をしていても大方(綱海のような鈍い奴を除いて)女の子だとばれてしまっている。

元より可愛らしい顔立ちをしていたが、より磨きがかかったと鬼道でなくとも認めるところだ。

春奈を始め女子マネージャー達は口を揃えて恋をしたからだと言っているが、もし本当にそうなら自分で自分の首を締めてしまったなと鬼道は思う。

何しろ世界大会が始まってからサッカーだけではないライバルが増える一方なのだ。中には堂々と鬼道に宣戦布告してきた強者までいるほどだ。

なのに当の本人にその自覚がないのが困ったものである。


「円堂、俺はお前を可愛いと思っている。それこそ身内を除けば、そう思えるのはお前だけだ」

円堂に真意を伝えるべく、ゴーグルを外し、視線を合わせれば、顔を赤く染めた彼女が「鬼道って…」と困ったように視線を落とす。

「俺が、なんだ?」

「鬼道って頭もセンスもいいのに…どうして趣味だけは悪いんだろうな」

「円堂…」

自分が何故こんな言い様もない敗北感を味わわなくてはいけないのか?と鬼道は思った。

思わず痛みだした頭に手をやれば、その手がそっと伸びてきた円堂の両手で包まれる。

「でも俺、鬼道の趣味が悪くて良かったな」

「円堂…。だから俺は」

趣味が悪いわけではないと即座に否定しようとした。彼女を一目で選んだのだ。我ながら最高にいいと思っている。

けれど円堂の瞳が少し寂しそうに細められたのを見て、ぐっと言葉に詰まってしまった。


「じゃなきゃ俺、好きになってもらえなかったろうし」

「…それは無いな」

「え?……」

「お前は見た目も勿論可愛いが、俺が惹かれたのはまずその中身だからな。お前の言葉、プレイスタイル、性格…。その全てに俺は惹かれ、救われたんだ」

「鬼道…」

「俺がお前を好きにならない筈はない。どんな事があっても…だ」


それこそ彼女が他の誰か(考えたくもないが)を選んだとしても惹かれていただろうと思うのだ。

そうなれば自分は彼女の幸せを祈りつつ、さりとて諦めることも出来ず、理性と感情の板挟みになっていただろう。

彼女が自分を選んでくれたことこそが奇跡だった。

その奇跡に感謝しつつ、これまでもこれから先も自分は決して彼女を離すつもりはなかった。


「覚悟しておくんだな、円堂。俺はこの先お前以外の奴に心を奪われることもなければ、お前が嫌だと言っても手離すつもりはない」

つまりは一生手元に置くということだ。

ともすれば脅迫とも取れる言葉をどこまでわかっているのか。

鬼道の恋人はことんと小首を傾げた。

「俺、嫌なんて言わないよ?」

「…そうあって欲しいものだな」

この少女から拒絶されたら何をするか、自分でもわからなかった。

そんな自嘲めいた笑みを浮かべれば、円堂がとっておきの秘密を教えるような表情を見せ、あのねと鬼道の耳に囁きかける。

その声の甘さにくらくらしそうだった。

「あのね、俺…鬼道に可愛いって言われるの、照れくさいけど嬉しいよ」

「円堂…」

そんな風に告白されるのは初めてで思わず少女の顔を見直せば、へへっと顔を赤くしたまま、どう見ても照れ笑いな表情を見せる。

そんな顔もいきなりの告白も反則だと鬼道は思う。

この場のゲームメイクは完全に彼女のもので、天才ゲームメイカーも形無しだった。

「だからね、俺。鬼道が可愛いって思ってくれるなら、それだけでいいよ」

他の人に男だと思われても、と天使のような顔で、言っていることもまさにそうなのに、鬼道にとってはこれ以上ないくらい小悪魔なものだった。

手の甲にキスより、その唇にしたくなるような究極の殺し文句だ。


「まったく、お前には適わないな」

「鬼道?」

呻くように呟くと、鬼道は己の衝動のままに行動すべく、少女を腕の中へと引き寄せた。





オマケ

~イナズマジャパン宿泊所にて~

春奈「お帰りなさい。言われた通り裏口開けておいたよ」

鬼道「すまないな、春奈」

春奈「ううん。これくらいお安い御用だよ。それより…」

円堂「た、ただいま」

春奈「どうしてキャプテンがお兄ちゃんのマントつけてるの?おまけに普段使わないフードまで被ってるし」

鬼道「…他の奴らに見せるのが惜しくてな」

春奈「…気持ちはわからないでもないけど、こんな兄ですみません、キャプテン」

円堂「は、ははは…(それより抱っこされてる、この状況を疑問に思わないのかよ?)」




END


最後のオマケ会話の円堂くんは鬼道さんにずっと姫だっこされている状態です(笑)。腰が抜けちゃってるので抵抗も出来ないんです(汗)。

最後の最後でゲームメイクを奪い返しました。この後多分、睦言混じりの説教が始まります。

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