主に管理人(柚音)の腐語りやSS、オフライン情報を記載することになります。
今はイナズマイレブンのWキャプテン(鬼道×円堂)に夢中です。
CPは鬼円です。鬼円♀もありますのでご注意下さい。
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恐れ多くも読んでみたいと言う方がいらっしゃったので、ちょっと勇気を出してみました(汗)
今回は前編で豪炎寺と円堂くんの会話が主です。会話がちょっと雰囲気エロっぽいかも?いや鬼円ですよ(笑)
今回は前編で豪炎寺と円堂くんの会話が主です。会話がちょっと雰囲気エロっぽいかも?いや鬼円ですよ(笑)
「円堂」
耳に馴染んだ声に振り返れば、これまた馴染み深い顔だった。
「豪炎寺」
中学時代からの親友に自然と笑みがこぼれた。が、同時につい先日のことを思い出して複雑な心境になってしまう。
「この前のあの薬って、お前の仕業だろ?」
「ああ。効いただろ?」
「ばっちり効いたけどさ…」
ゴニョゴニョと口ごもるしかなかった。
退院の日にそのまま鬼道との同居先に向かうと聞いた豪炎寺が鬼道に渡した薬は怪我の鎮痛剤と共に腰痛のも入っていて、鬼道が翌朝に事の次第を話ながら出してきた時は転げ回りたい程恥ずかしかった。実際には腰が痛くて転げ回るのは無理だったが、そういう問題ではなくて。
「何しろ久しぶりだろうからな」
「そうだけどさ…」
「鬼道の事だ。手荒にしたわけじゃないだろう?」
「そりゃ優しかったけどさ…」
優しかったが、やらしかった。本当に久しぶりのせいか、丁寧と言うかしつこいと言うか…。
あの夜のことは断片的にしか思い出せないが、その部分だけでも強烈すぎる。
「あー!顔から炎が出そう!」
「…火だろ」
「もうそんなの通り越してる!」
蹲りたいが、今は怪我のせいで座るのも立ち上がるのも苦労するから、それも出来なかった。
下を見れば今の自分の相棒とも言える松葉杖が見えて、思わず溜息が出てしまう。
今はやっと片方だけ松葉杖を突けば歩けるが、最初は車椅子でベッドに寝るのだって鬼道に姫抱っこされたのだ。いや今でも隙あらば鬼道はしようとするから必死で阻止している。
その攻防戦は試合さながらだ。俺、少し前まで現役だったはずなのに、とうに引退した鬼道と互角って、やっぱりアイツは天才だよな、なんて変な感心すらしてしまうほどだ。
「今、買い物か?」
「ああ。近所にいいスーパーがあってさ」
豪炎寺が松葉杖とは反対の手にある袋を見て、持つと申し出た。
「これくらいいつものことだし、大丈夫だって」
「医者としては未然に事故を防ぎたいんだがな」
「…わかりました」
大丈夫なんだけど万が一、豪炎寺と一緒にいて転んだら医者である豪炎寺に悪いし、これ以上断るのも何だしで、袋を渡した。
「お前が料理するのか?」
「その反応、鬼道と全く同じなんだけど」
「悪い。イメージが沸かなくてな」
「これでも一人で暮らしてたときは自炊してたんだぞ。料理も出来ない奴に一人暮らしは無理だって、母ちゃんに言われてさ」
簡単なものだけど作れることは作れる。勿論、鬼道みたいにはいかないけど、鬼道も美味しいって言ってくれるから、多分そんな変なものじゃないと思う。
「てっきり家事全般も鬼道がやっていると思ってたが…」
「それ、鬼道には言うなよ。それでなくても全部やりたがるんだから」
鬼道は凄く嬉しそうに俺の世話を焼くが、恥ずかしいのも多々ある。未だに風呂は転ぶからと一人では入れて貰えないし、今買い物に出ているが、これだって鬼道が会社に行っているうちに行かないと鬼道が行ったり、付いて来たりするのだ。
それでなくても仕事で疲れているのに買い物までなんて悪いと思う。
「鬼道は過保護だからな。特にお前には」
「そう…なるのかな?今、俺がこんなだから何かに火が付いたと言うか…」
「ああ。夜もか」
「豪炎寺!」
そういう意味じゃないと怒ると悪いと謝ってきた。でも笑いながらじゃ説得力がない。
「鬼道もお年頃だから許してやれ」
「どんなお年頃だよ?俺達二十代半ばだぜ?」
「中学時代のお前達は周りがやきもきするくらい進展しなかったものな」
「…急には無理だろ?色々と」
付き合い始めたのが中二だから本当に長いなと思う。
一度別れたけど、それだって嫌いで別れたんじゃなくて、むしろ逆で…だからこそつらくて。
「入院中もお前が復縁を申し出る鬼道を振り続けるから、最後の方は流石に心配になったぞ」
「だってさ…俺はいいけど鬼道の立場がさ」
復縁を申し込まれた時は最初信じられなくて、そのうちじわりじわりとわかってきて、嬉しかったけど断った。
だって今の鬼道は凄く偉い人なんだって、俺にもわかるから。
サッカーの代表のスポンサーの一つ(と言うか、主要の一つ)でまず上がるくらい大きなグループの若社長だし、関係者オンリーのパーティーじゃ鬼道目当てに綺麗な女の人が大勢取り囲んでたし、何というか似合うなと思ったのだ。
美人が並んでも引けを取らない鬼道はやっぱり格好よくて、まだ別れる前だったけど、そう素直に言ったら怒られて喧嘩になった。
続きます
この二人しか出せませんでしたが、後半鬼道さん出せたらいいなぁ(希望?)
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