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 主に管理人(柚音)の腐語りやSS、オフライン情報を記載することになります。 今はイナズマイレブンのWキャプテン(鬼道×円堂)に夢中です。 CPは鬼円です。鬼円♀もありますのでご注意下さい。
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ちょっとシリアス?なのを書いたので反動で甘いものが書きたくなりまして…。

出来上がっている鬼円ですが鬼円♀でもどちらでも取れると思います。

今回はちょっと短めです。





「鬼道はさ、餌をあげすぎだと思うぞ」

宿泊所の自室へと招き入れた恋人に突然そんなことを言われ、机でフォーメーションについて考えていた鬼道は溜息をつくしかなかった。

「…今度は誰に言われたんだ?」

「……不動」

「前にも言っただろう。人の言うことは気にするなと」

だって…とベッドに腰掛けて、しゅんとうなだれる円堂は文句なく可愛い。恋人の欲目を抜いてもそう思う。

円堂の心は見た目通り純粋で、鬼道はその心にこそ惹かれたが、純粋過ぎるのも困ったものだと思う。勿論そんなところも気に入っているのだが。

「でも俺もそう思うからさ。鬼道はそれでなくても忙しいのに、俺の事にも…」

「構い過ぎると?」

「うん…。釣った魚は生かさず殺さず、が基本なんだろ?」

「……そんな言葉は覚えなくていい。今すぐ忘れろ」

不動め…と鬼道はここにはいない人物を心底恨んだ。円堂に何て言葉を教えるんだ!?と今度会ったら説教せねばならないなと頭を押さえながら決心する。

その鬼道の決意と同時に食堂にて、既に佐久間から説教を受けていた不動が盛大にくしゃみをして、佐久間から、多分今度は怒り心頭な鬼道から説教だなと予言されていた。

勿論この事を二人が知る由もないが…。


「円堂…、おいで」

「え?」

椅子をくるりと回転させて正面へと向き直った鬼道から差し出された手に、円堂は戸惑ってしまう。

「えっとさ…」

「俺はお前を甘やかしたいんだ。駄目か?」

「ダメ…なんかじゃないけど…」

でも、その手を無視することなんて出来るはずもなく、円堂は立ち上がると、そっと手を重ねた。

すると、ゆっくりと手を引かれて膝の上に乗せられる。

「鬼道…」

「俺はお前を構うのが好きなんだ。そうだな、至福の時だと言っていい」

するりと器用に片手でゴーグルを外すと、真っ赤な顔をした恋人を至近距離で見つめる。

「だから、俺はこれからもお前を構い続けるから、そういうものだと諦めてくれ」

戸惑いながらも頷く恋人の唇を奪い、堪能しながら鬼道はこればかりは一生直らないなと確信する。

何度触れても愛しさが増すばかりで触れずにはいられないのだ。

多忙なのは本当だが、恋人を構うことによって癒されているのだ。

そっと恋人を抱えたまま椅子から立ち上がると、ベッドへとその身を横たえる。


自分の想いをこの恋人に伝えようと決めるのと同時に、さてこの恋人にいらんことを吹き込んだ奴をどうしようか、と恋人には優しく微笑みながら、内心では悪役真っ青なにやりとした笑みも浮かべた。

その頃その人物は説教された挙げ句に事情を聞いた豪炎寺からファイアトルネードをぶつけられていた。


勿論そんなことを知らない二人に待っているのは恋人同士の甘い時間だった。




END

鬼道さんは恋人にもマメだよね、と言う話です。

円堂くんは恋人と言う関係が手探り状態なので素直に人の意見を聞いてしまうんです、と言うことで(笑)。

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