主に管理人(柚音)の腐語りやSS、オフライン情報を記載することになります。
今はイナズマイレブンのWキャプテン(鬼道×円堂)に夢中です。
CPは鬼円です。鬼円♀もありますのでご注意下さい。
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前に話しました片想い∬のプロローグです。円堂くん視点です。
あ!一応と言いますか、女の子円堂くんなのでご注意下さい。一人称が俺ですが(汗)。
あ!一応と言いますか、女の子円堂くんなのでご注意下さい。一人称が俺ですが(汗)。
気が付くと俺は夢中で宿泊所の廊下を走っていた。
途中誰かに呼び止められた気もしたが、どちらにしても立ち止まるわけにはいかなかった。
そうして走り続けた俺は、いつの間にか宿泊所を飛び出していたみたいだった。
その事に気付くのと同時に「円堂!」と再び呼び止められた。今度は有無を言わさない程に強く。
「鬼道……」
耳に馴染んだ声。振り返らなくても誰の声がわかっていた。
その時気が付いたけど辺りはもう真っ暗で、こんな時間に外に出ようとしたことを怒られるかもしれないなと思う。
「こんな時間にどこに行く気だ?」
(やっぱり…)
鬼道は妹がいるせいか、こういう事には厳しいと言うか心配性だ。
俺が一人でライバルチームの所に行く時は必ず付いてきてくれるし、見知らぬ所でもそうだ。
それに何かあると、こうして駆け付けてくれたりもする。
「どこにも行かないって。ただちょっと外の風に当たりたかっただけで…」
これは嘘じゃないけど真実でもない。
頭を冷やしたかったのは事実で、でも本当は少し一人になって落ち着こうと思ったのだ。
そう答えた俺に気遣うような視線(ゴーグルで隠れていたけど何となくわかるのだ)を向けた鬼道は、そうかと溜息混じりに呟くと
「俺も一緒に行こう」
そっと俺の手を取った。
包み込まれた手は暖かくて、何だか安心してしまったが、何故手を取られたかがわからなかった。
「え?」
「ここは人目に付くからな」
そうして歩き出した鬼道に手を引かれながら、その場を後にした。
鬼道がゆっくりと(俺がわけわからないせいで、ゆっくり歩いていたからかもしれない)連れて来てくれたのは普段練習で使っているグラウンドの近くだった。
「鬼道?」
「ここなら気が紛れるかと思ったんだが…検討違いならすまん」
「ううん!…ありがとう」
確かにこのグラウンドを見ているだけで皆の練習風景とかが思い出されたりして、知らず知らずのうちに笑みが零れそうだった。
けれど同時に…あの人の事も思い出されて……。
「円堂……!」
驚いたように息を飲んだ鬼道に、なに?と聞こうとして声が震えたのがわかった。
それと同時に頬を流れたもの。歪む視界に自分が泣いているのがわかる。
「あ、あれ?」
どうして涙が出るのかわからなくて、でもこのままじゃ鬼道を心配させてしまうのだけはわかった。
咄嗟に手で拭おうとしたが、片手は鬼道に握られたままで、もう片方の手でごしごし擦ろうとしたのだけれど、その手も鬼道に掴まれてしまう。
「…鬼道?」
「円堂…。触れてもいいか?」
いきなりそんなことを聞かれて、内心首を傾げた。
(触れるって、触るって事だよな?
ならもう手は触ってるけど、これとは違うのかな?
そもそも触るくらい許可なんかいらないと思うんだけど)
でもその律儀さが鬼道らしいとも思う。
こくりと頷くと、すまない、とまた謝った鬼道に手を引かれて……そのまま抱き締められた。
「……え?」
「すまない、円堂。だが俺は……」
鬼道の声は真剣そのもので、でもどこか焦っているようにも感じて、珍しいなと混乱する頭でも思う。
その後に告げられた言葉は信じられないもので…。
「お前が好きだ」
「え?……ええ?」
好きって……人間的にと言うか友達としてと言うか、何でいきなり?
「わからないか?」
「う、うん」
「お前を一人の人間として愛していると言うことだ。勿論、恋愛感情として」
「れ、れれ恋愛?」
「…やはりここまで言わないとわからないんだな」
苦笑混じりに鬼道に言われたが、俺の頭の中は疑問でいっぱいで…。
何故今そんなことを?と思った時、答えが出たような気がした。
「鬼道…。もしかして聞いてた?」
「すまない」
謝罪は肯定を意味していた。
「それは仕方ないよ。聞かれるような所で言った俺が悪いんだし…」
俺も苦笑いするしかなかった。
ついさっきの出来事だ。
俺は失恋したのだ。相手はそう、久遠監督に。
続きます
長くなりましたので、ここで折り返しです。
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