主に管理人(柚音)の腐語りやSS、オフライン情報を記載することになります。
今はイナズマイレブンのWキャプテン(鬼道×円堂)に夢中です。
CPは鬼円です。鬼円♀もありますのでご注意下さい。
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続きです。プロローグ円堂編終了です。やはり長くなりそうですので2月にオフかコピーにしようと思います。完全に管理人の趣味ですが(汗)。
プロローグ鬼道編はこちらに書くつもりです(オフにも入れますが)。
プロローグ鬼道編はこちらに書くつもりです(オフにも入れますが)。
元々どうなるものではない事はわかっていた。相手は監督で俺はキャプテンで。
持ってはいけない感情だとわかっていながら捨てる事が出来なくて…。
本当なら相手の負担になるだけなのだから、ずっと秘密にしておくべきもので。
でもずっと辛くて苦しくて…。
今日監督に何か心配事でもあるのかと聞かれ、思わず告白してしまったのだ。
「好きなんです、監督」
「俺が勝手に好きなだけなんです。好きでいてもいいですか?」
……と。
凄く独り善がりな感情だと自分でも思う。
だから断られて当然なんだ。
「すまないが、お前をそういう対象としては見たことはない」
「冬花のことでは感謝しているが、それだけだ」
「お前はまだ子供だ。好意の意味を勘違いしているだけだろう。お前に相応しい人間は他にいくらでもいる」
……と。
監督が凄く気を遣って言ってくれているのがわかり、それが更に申し訳なくて、自分が情けなくて…。
すみませんでした、と言って部屋を出るしかなかった。
今思えばミーティングルームで言うことじゃない。誰が通ってもおかしくない場所だ。
それに監督に用事がある人(鬼道もそうだったのだろう)がいつ訪ねて来るかもしれないのだ。
時々だが皆とのミーティングの後にキャプテンである自分が監督に呼ばれることがある。
その際はいつも司令塔である鬼道も一緒に呼ばれるのだが、今日は俺一人だけだったのだ。
今思えば様子のおかしい俺の様子を聞くためだったのだろう。そんな監督の思いやりを仇で返してしまったと思う。
そして今現在、鬼道にも気を遣わせてしまっている。
鬼道は普段から冷静で、頭が凄く良くて天才ゲームメーカーって言われてて、実際とても頼りになる。昔はそのせいで冷たく見られがちだったみたいだけど、実は凄く優しい人間だ。
優しいって言うと甘い言葉ばかり言いがちだけど鬼道はその人の為だと思うなら、厳しいことも言ってくれる。
でもその後どうすればいいか、対策まで考えてくれるから本当に良い奴だなって、鬼道が仲間になってくれる前から思っていた。
普段ポーカーフェイスが上手いから誤解されがちだけど心配性で、特に仲間には優しいし、いつも気に留めてくれているのだ。
女子に優しいのも妹がいるのもあるかもしれないが、生まれもっての性分じゃないかと思う。
一応自分も女子で、頼りないけどキャプテンのせいもあって鬼道がいつも気を遣っているのも知っている。そして、そんな優しさにいつも甘えてしまっている自分にも気付いていた。
つい心地よくて、甘やかし上手な鬼道に頼ってばかりいる。
そんなのはいけないとわかっているのにだ。
今も監督との一件で落ち込んでいるように見える自分を慰めようとしてくれているのだろう。
「鬼道、俺なら大丈夫だから」
「円堂?」
にこっと顔を上げて、今の俺に出来る限りの笑顔を見せれば、鬼道の表情が怪訝そうなものへと変わる。
眉間に皺も寄ってる。いつも何か考えているのか、寄ってることが多いが、それが今は何だか似合っているように思えて、何だか可笑しくなって、自然と笑顔が作れた。
「だから俺に気を遣わなくてもいいぞ。…ダメなのは最初からわかっていたんだ」
「円堂!」
くいっと顎を上げられ、視線を合わせられる。
暗くて見えないが、鬼道の瞳が怒っているように思えた。
「…俺が同情でこんな事を言っていると、お前は思っているのか?」
「え?だって…」
「俺も見くびられたものだな…」
ふっ、と溜息を付きながら鬼道はそう言うと、片手で俺を抱いたまま、もう片方の手でしゅるりとゴーグルを外した。
そこには逃げを許さないような深紅の瞳があって、無意識に緊張してしまっていた。
「仕方ないな」
「え?鬼道……?」
「信じないお前が悪い」
殆ど吐息混じりに耳元でそう囁くと、鬼道の整った顔がすっと近づいてきた。
「……………え?」
今、唇が当たった。
かろうじて頬だけど、本当に唇ぎりぎりの場所で…。
「まだわからないか?」
その言葉に首を横に振れば
「いい子だ」
と前髪を掻き分けて額に唇付けられる。
「鬼道…。でも俺」
「お前が誰を好きか、実は以前から気が付いていたんだ」
「え?」
「これでもずっと前からお前の事が好きだったからな。お前を見ていれば、自ずとわかることだ」
そう苦笑する鬼道はどこか寂しげで、そんな表情をさせているのが自分のせいだと思うと胸が痛かった。
「ごめん、鬼道」
「謝る必要はない。俺は諦めるつもりはないからな」
「え?」
「お前が大事にされて付き合っているならまだしも、そうでないなら諦める気は毛頭ない」
「鬼道?」
俺を見る鬼道の瞳は強い光を宿していて、でも抱き締める腕は強いのに優しくて、何だかそのどちらにも飲み込まれそうだった。
「…俺では駄目か?円堂」
「鬼道……」
「大事にするから…何よりも大事にするから。……円堂」
優しい手つきで髪を撫でられる。
言葉にしなくても鬼道なら大事にしてくれるってわかっている。
でも……でもだからこそ、それに甘えるわけにはいかなかった。
優しい鬼道を利用するようなことは出来なかった。
「ごめん、鬼道。俺は…そんな資格ないよ」
好きなのはあの人なのに、今一瞬でもこの暖かい腕に甘えてしまおうかなんて考えた自分は、優しい鬼道には相応しくない。
「鬼道なら絶対俺なんかよりずっと可愛くて優しい良い子が…」
見つかるよ、と言おうとしたけれど続けられなかった。
鬼道に再び強く抱き締められて、おまけに唇を指で押さえられてしまった。
「その先は聞きたくないな」
「鬼道…」
「俺はお前以外はいらないんだ。さっきも言ったはずだ。見くびるなと」
「鬼道…。でも……」
振られた今でもこんなにも好きなのだ。自分でもどうしたらいいか、わからないこの気持ちの変え方なんて自分こそ知りたいくらいなのに…。
「そんなに深く悩まなくていい。俺が勝手にお前を好きなだけだ。ただお前を想っている奴がいることをわかってくれ」
「鬼道、ごめん」
「謝るな。謝らなくてはいけないのはむしろ俺の方だ」
「だって…だって俺」
そうして苦しい気持ちのまま泣き出した俺の涙を鬼道は唇で拭い取ってくれた。
「鬼道……」
「…お前が思っている程、俺は優しくはないさ」
「え?」
ぼそりと鬼道が呟いた言葉がよく聞き取れなくて、聞き返せば、何でもないと首を振られる。
「先に謝っておく。俺はお前を諦める気はない。覚悟しておけ。これからは全力でお前を口説きにかかるからな」
そう言ってにやりと笑った鬼道は試合中に見せる天才ゲームメーカーの表情のようで、少し違うような、どちらにしても素直に格好いいと思えるのと同時に本当に落とされそうで少し怖くなった。
そんな俺を包み込む鬼道の腕はやっぱり暖かくて心地よくて、こんな状況でも安心してしまいそうになる。
こうして鬼道と、今までとはまた違う関係が始まったのだ。
END?
今回は円堂くん視点ですが、鬼道さん視点になると全く違う印象になるかもしれません。
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