主に管理人(柚音)の腐語りやSS、オフライン情報を記載することになります。
今はイナズマイレブンのWキャプテン(鬼道×円堂)に夢中です。
CPは鬼円です。鬼円♀もありますのでご注意下さい。
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今週はイナイレお休みなんですよね。寂しいなぁ。
祭り(FFF)が終わってしまって、ちょっと気が抜けちゃいまして…。
改めまして、いらして下さった皆様、本当にありがとうございました。皆様のお陰で何とか運営出来ているようなものです。
あと友人も売り子をしてくれて打ち上げまで出来ました。
本当に色んな人に支えられているなと実感致しました。
祭り(FFF)が終わってしまって、ちょっと気が抜けちゃいまして…。
改めまして、いらして下さった皆様、本当にありがとうございました。皆様のお陰で何とか運営出来ているようなものです。
あと友人も売り子をしてくれて打ち上げまで出来ました。
本当に色んな人に支えられているなと実感致しました。
「なんだ、それならキャプテンがお嫁に行けなくなったんじゃなくて、不動君がお婿に行けなくなっただけだね。よかった」
「吹雪、笑顔で毒を吐くのは止めろ…」
「むしろそこに当ててやるべきだったか…」
「同じ男として、それだけは止めてやれ、豪炎寺」
何やら不穏な雰囲気のチームメイトを染岡が必死で宥めていた。
「でも女の子にはショックなことですよ。一度不動さんを的に皆さんでシュートくらい撃ってもいいんじゃないですか?」
「…立向居、お前何気に物凄く怒ってるな」
「それにしても…」
喧騒の中、一歩踏み出したのは佐久間だ。
「不動、お前人として色々問題がある上に変態とは…」
「だから人を変態呼ばわりは止めろ!そもそも男所帯の部活で女一人の環境にいたんだろ?それで見たことないはず…」
「「そんなもの見せるはずがないだろう!」」
不動の言葉を遮り、雷門中メンバーが綺麗にはもった。
イナズマキャラバンで共同生活の時だって女の子達には気を遣い、その点が無頓着な綱海だって監視していたのだ。
そんな情操教育によくないことからは遠ざけてきたのだ。
「マジかよ?…まぁ、鬼道クンとの仲はそこまで進んじゃいないだろうとは思ってたけどよ」
「当たり前だ。そんな急に事を進めてどうする!」
「ふ~ん」
円堂を抱き締めながら反論した鬼道は若干焦っているようにも見えたが、暗がりで気付く者は少なかった。
「でも最初に見たのが不動くんのじゃあ、キャプテンも可哀想だよね」
「どういう意味だ?吹雪」
「こうなったら、お前のを見せてはどうだ?鬼道」
「…佐久間、真顔で変なことを提案するな」
吹雪の溜息混じりの言葉に、すかさず不動が突っ込みを入れ、真顔で妙なことを言い出した佐久間に鬼道が呆れ顔で却下する。
「そうだ。いい考えがあるよ」
そんな場から円堂に近付きながら言ったのはヒロトだ。
みんな一斉にヒロトに注目する。
「いい考えとは?」
「円堂くんに今見たことを忘れてもらえばいいんだよ」
思ってもみないヒロトの言葉に場が騒めく。
「それは確かにそうだが、どうする気だ?」
確かに魅力的な提案だが、円堂に危ないことはさせたくない鬼道が慎重に聞き出す。
もっとも、円堂を特別視するこの男が危害を加えることはないと思うが…。
「催眠術だよ」
「催眠術?」
「ああ、エイリア学園の時、みんな宇宙人に思い込むためにやってたんだ」
「…それはまた、強力そうだな」
意外なその方法に周囲もただ唖然とするばかり。
「南雲とかはすぐにかかったよ。催眠術って言うのは素直で単純なほどかかりやすくてね」
「…ああ、それでか」
確かに円堂ほど素直で単純な人物もいないだろう。単純なようで色々考えている時もあり、鬼道をしても驚かされることが度々ある。だが、普段はわかりやすい程で鬼道も円堂が何を考えているか大体わかった。
そんな円堂はしっかりしているようで根が素直で優しい。おまけに厄介事に巻き込まれやすく、騙されやすいので心配でもあるのだ。
「危険はないのか?」
「誰一人後遺症はないよ」
「……わかった」
最終確認をした鬼道がとんとんと円堂の背を軽く叩く。
鬼道の胸に顔を埋めていた円堂がそっと顔を上げた。
「円堂くん、これを見て」
とヒロトが円堂の目の前に出したのは…。
「五円玉!?」
「…随分古風だな」
宇宙人を演じると言うのに何とも古典的な手を使ったものだ。
静かにヒロトがそれを揺らしはじめる。
「……3…2…1…はい」
そうして揺らしながら合図したヒロトの声と同時に円堂はがくんと意識を失った。
「円堂!?」
「大丈夫。寝ているだけだよ」
慌てて抱えなおした鬼道にヒロトは問題ないと告げる。
「ただその時の事を曖昧にしただけだから、起きた後の事は頼むよ」
「なに?」
「不動くんのそれよりインパクトあるのを円堂くんにすればいいってことさ」
「やはりここは鬼道の…」
「いい加減そこから離れろ、佐久間」
ならばここから一刻も早く離した方がいいと円堂を抱えたまま立ち上がった鬼道に次々と声がかけられる。
「ここは鬼道くんの腕の見せ所だね」
「頑張って下さい、鬼道さん」
「言っておくが、鬼道。円堂はまだ嫁入り前だからな」
「それは何年かしたら鬼道が貰うからいいんじゃないか?」
好き勝手言う面々に一人の男が吠えた。
「てめえら、俺を忘れてねーか!?」
変態扱いされたまま放置された不動だ。
「勿論忘れてなどいないさ」
「お前にはこれからきっちりと話をつけないといけないからな」
「事情を聞いて貰えるだけ有難いと思えよ」
「なっ…なんだよ?」
その後ろにいつの間にか立つ風丸、豪炎寺、佐久間によって不動の夜はまだまだ終わりを告げそうにはなかった。
続く
あと少し続きます。次からやっと鬼円♀パートです。
改めてみると、やはり不動が少し不憫と言うか不運ですね…。
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