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 主に管理人(柚音)の腐語りやSS、オフライン情報を記載することになります。 今はイナズマイレブンのWキャプテン(鬼道×円堂)に夢中です。 CPは鬼円です。鬼円♀もありますのでご注意下さい。
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イベントで置くはずだった鬼円♀コピー本の100話小話のアナザーVersionです。


鬼道との約束を破って一人で夜歩きしてしまった円堂♀の∬です。





えっとサイトぎりぎりの下ネタ含みます。すみません。


とりあえず不動がまた不憫です(汗)。











(やっぱり鬼道に悪いし、すぐに済むし)





そんな言い訳を心の中で繰り返しながら円堂は部屋を飛び出した。








夜遅く外出する時は必ず呼べと鬼道に約束させられたばかりだ。


はっきり言ってタイミングが悪いにも程がある。





(でもあれだけは皆に見られたらまずいし)





よりによって携帯を忘れてしまったのだ。食堂で皆と話しているうちに置いたまま帰ったと言うのが一番可能性としては高い。





(でも食堂までって近いと思ったのに…)





暗い廊下を歩く今はやけに遠く感じた。





(は、早く着かないかな)





一応暗い中を歩くので懐中電灯を持って来たが、心細いのには変わりがない。





(…鬼道と一緒だったら、これくらい平気だったのかなぁ?)





ついそんな事を考えてしまうが、それを振り切って来たのは他ならぬ自分なのだからと奮い立たせる。





(約束破って来ちゃったのは俺なんだし、そんなの思っちゃダメなんだ)





ぎゅっと握りこぶしを固めて決意すると恐怖を振り払うように顔を何度か横に振ると歩調を早めた。








日頃の行いでは決してないが、恋人との約束を破ったせいだろうか。


円堂は無事に食堂へと辿り着くことは出来なかった。








事件は曲がり角を曲がったところで起きた。








この日、たまたま出歩いていた不動と鉢合わせたのだ。





不動は時折一人で夜練習することがあり、今日もそうだった。





「きゃっ!」





「なっ!なんだよ…ってキャプテン様かよ」





いきなり出てきた円堂に一瞬驚くが、すぐにいつもの調子を取り戻す。





「こんな時間にまた出歩いて、鬼道クンに怒られるんじゃねーの?」





「うう~、鬼道には内緒にしてて」





「…なんだよ。本当に黙って来たのか?」





まさか本当に鬼道に何も言わずに来たとは思わなかった不動は内心驚いていた。





だが考えてみれば鬼道が一緒にいないのだ。あの恋人に甘い男が告げられて一緒にいないのはおかしい。


おまけに昨夜あんな事があった後でまた円堂を一人歩きさせるとは考えにくいのだ。





やはりここは、そんなことでいちいち恋人を頼るのは悪いとか、いらん気を遣った円堂が鬼道に内緒で夜歩きしていると考えるのが順当だ。








「…うん。食堂に携帯忘れちゃっただけだから」





「ふ~ん、携帯ねぇ?」





少し恥ずかしそうに、そう告げる円堂が単に忘れたことに対する羞恥だけではない気がした。





策士ゆえの勘だ。





「実はそこに鬼道に見られたくないものでも入ってたりしてな?」


「そ、それは…」





明らかに顔色が変わった円堂に、いっそ口笛でも吹きたい気分だ。





「マジかよ。へぇ~」





「そんな大した事じゃ…」





「あんたが鬼道に隠し事をしてる時点で『大した事』だけどなぁ?」





ん?と殊更に顔を近付けて言えば、うぅ~と顔を染めて狼狽える円堂は事実大した事は隠していないのだろう。





一般的に恋人に携帯を見られたくない場合は浮気の可能性ありだが円堂に限って言えば違うだろう。


良くも悪くもわかりやすく単純で浮気なんて器用なことは到底出来そうにない。





対して鬼道は器用な男だが、こちらも無理だ。気質の問題でなく恋人にめろめろな、あの男が他に関心を移すことなど考えにくい。


元々こっち方面では淡白な鬼道が一人でも心を寄せたこと自体が奇跡に近いのだ。他の女など(妹を抜かせば)これからも目を向けることはないだろう。





「ふ~ん、興味あるねぇ。キャプテンの恋人への秘密とやらを」





「ふ、不動?」





「食堂だったよな?それ」





「そうだけど?」





きょとんとしている円堂に、にやりと悪い笑みを見せる。





人のよいキャプテンだが何となく嫌な予感はしているらしい。





「鬼道に秘密なら、俺は見ても構わないよなぁ?」





「え?ちょっ!ちょっと待って!不動っ!」





踵を返し、食堂へと向かおうとした不動を止めるべく円堂は一歩足を進めた瞬間、何かにつまづいたように倒れてしまう。





転ぶ間際に不動を止めるべく服を掴んだのだが……。





「うわっ!」





「へ……?」





滅多に聞かない不動の悲鳴に、びっくりして急いで顔を上げれば……。





「わっ!馬鹿っ!見るんじゃねぇ!」





「え?え?……っ!キャーー!!」





「叫びたいのは俺の方だ。馬鹿」





まずは手を離せ、と円堂に捕まれていた服を解放させ、すぐにそれ……ズボンを履き直す。





そう、あの時円堂が掴んだのは不動のジャージのズボンだ。それを掴んだまま転んだので、そのままズボンを下ろされたことになる。


しかも最悪なことにズボンと一緒に下着までが下がってしまい、大事なとこが丸見えになってしまった。





おまけにご丁寧なことに円堂の手から離れた懐中電灯が偶然そこを照らして熱いくらいだったのだ。





「わー!わー!いやー!」





「だから叫ぶんじゃねぇって」





誰か来んだろうが、と不動は慌てて円堂の口を塞いだが、遅かったようだ。











「円堂!」





「ちっ…」





先程の円堂の悲鳴が聞こえてしまったらしい。もしかしたら昨夜ので皆過敏になっていたのかもしれないが、すぐに人が集まってしまった。





「…不動。貴様なにをしている?」





当然と言うべきか、真っ先に辿り着いた鬼道が一歩前に出ると、今にも襟首を掴みかからん勢いで円堂の口を押さえている不動の手首を掴んだ。





「さぁてね。むしろ何をしてるように見えるんだよ?」





「…お前が嫌がる円堂の口を塞いで、無理矢理黙らせているように見えるが?」





「…まぁ、それに関しちゃ間違ってはいないけどよ」





鬼道からすれば、何故か寝そべっている円堂の口を不動が手で押さえているのだ。


円堂がまだうつ伏せだったからいいが、これが仰向けで不動が同じように口を塞いでいたら、もしかしたら不動を殴っていたかもしれない。


何も聞かずにいきなり暴力に訴えるなど鬼道のポリシーに反するが、状況が状況なだけに、そして相手が円堂なだけに仕方がなかった。理性で抑えられる度合いを軽く越えているのだから。





そこで空気を切るような音が聴こえ、直ぐ様鬼道は掴んでいた不動の手首を離し、スッと横に避けた。





「なんだよ?……ぐわっ!」





次の瞬間、炎を纏ったボールが不動を直撃したのだ。














続く








一旦ここで折り返します。まだ続きますが……下ネタ満載ですみません。不動もごめん(軽っ!)


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