主に管理人(柚音)の腐語りやSS、オフライン情報を記載することになります。
今はイナズマイレブンのWキャプテン(鬼道×円堂)に夢中です。
CPは鬼円です。鬼円♀もありますのでご注意下さい。
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明日、イナイレミュージカル見てきますo(^-^)o
その後、円堂のお目当ての綿菓子屋に夕香も行きたいと言いだしたので一緒に行くことになった。
夕香と円堂が手を繋いで前を歩き、男達がすぐ後ろをついていく。
「悪いな、鬼道」
「いや構わない。…俺としてはさっきの土産の方が気になるがな」
先程のぬいぐるみの件をまだ気にしているらしい。
鬼道にしては珍しく感情が滲み出た口調に豪炎寺は肩を竦める。
「毎晩お前だと思って抱いて寝るくらい可愛いものじゃないか」
「…思い出させるな」
あの発言がなければ、ぬいぐるみぐらいでここまで気にすることもなかった。
それくらいの衝撃発言をした当の恋人は自覚がないだろうと思えば、鬼道としては頭を抱えたくなる。
つまりは恋人は、それがどういうことを意味するか気付いていないのだ。
しかもそれを実行する確率も限りなく高い。
「お前にも円堂に似た、あの猫にバンダナを付けて贈るんだったな」
「いらん!」
「本物の方がいいか?」
「豪炎寺!」
普段冷静沈着を絵に描いたような鬼道だが今は見る影もない。
恋人の円堂と妹の春奈の事に関しては天才ゲームメイカーもただの中学生だった。
「どうしたんだ?鬼道」
「お兄ちゃん?」
そんな鬼道の怒声は前を歩く二人にも聞こえたらしい。
足を止め心配そうに振り返った二人に、何でもないと豪炎寺も鬼道も応えたが、その口調は全く違うものだった。
綿菓子屋で無事お目当てのものを買うと、もう遅いから妹を家まで送ってくると言う豪炎寺と別れ、また二人きりになる。
もしかしなくても気を遣われたらしく、鬼道としては苦笑するしかない。
豪炎寺らしい悪戯だったが、彼が二人を祝福していることはわかってはいるのだ。
ただ今回は少し(?)刺激が強かっただけだ。
主に円堂のせいでもあるのだが…。
「…もう少し廻るか?円堂」
「うん、鬼道はどっか行きたいとことかないのか?」
「俺はこういうところは初めてだからな」
「そうなのか?」
驚く円堂に、ああと答える。
鬼道家に入ってからは縁がないものだし、その前も両親が不在がちで行ったことはない。
春奈と二人だけで行くには幼すぎたし、子供だけでは遅すぎる時間帯だったのだ。
「それじゃ、一通り見て回ろうぜ」
円堂の提案で二人はあちこちの出店を見ていくことになった。
「鬼道、こっちこっち」
「走るなよ、円堂」
嬉しそうに鬼道の手を引く円堂を見ながら、鬼道もまた幸福な気分を味わっていた。
続く
鬼道さんをからかえるのは豪炎寺くらいだと思います(笑)
次で終わります。
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