主に管理人(柚音)の腐語りやSS、オフライン情報を記載することになります。
今はイナズマイレブンのWキャプテン(鬼道×円堂)に夢中です。
CPは鬼円です。鬼円♀もありますのでご注意下さい。
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多分五章まで続くと思います。これが終わった後に5000記念小説に入ります。
「鬼道、本当に痛くない?大丈夫?」
「ああ、平気だ」
また出店が並ぶ明るい道へと戻った二人だったが、円堂はまだ少し赤くなっている鬼道の顎辺りが気になっていた。
「でもさ…」
「あれくらい試合のラフプレーに比べればどうということはないだろう?」
「うん、でも鬼道しばらく無言だったから痛いのかと思って」
「…いや、大丈夫だ」
まさか落ち込んでいたなどとは言えなかった。
鬼道としては己の失態に身体より精神的ダメージの方が遥かに勝っていたのだが、まさかそれを円堂に伝えるわけにもいかなかった。
「あ、お姉ちゃん!」
そんな微妙な雰囲気を壊したのは元気な女の子の声だった。
その声に聞き覚えがあった。
イナズマジャパンのエースストライカー・豪炎寺修也の愛妹の夕香だ。
ピンクの浴衣が可愛らしい少女は先程までイナズマジャパンのところを見ると兄と待ち合わせて店を廻っているのだろう。
その手には豪炎寺から貰ったのであろう猫のぬいぐるみがある。
(よかった。今回は普通だな)
と円堂と鬼道は同時に安堵の息をもらす。
豪炎寺が妹への土産に巨大な亀のぬいぐるみを買っていたのは記憶に新しい。
今回は夕香が胸に抱けるくらいの大きさだったのだ。
当然、夕香の隣には兄の豪炎寺がいたが、二人を見ると片手を上げて挨拶してくれた。
と同時に、まだこんなところにいたのかといわんばかりに一瞬肩を竦める。
その仕草の意味に円堂は気付かなかったが、鬼道にはわかり苦笑するしかなかった。
「お前にしては珍しいな」
鬼道が輪投げを示すと、夕香に頼まれてなと相変わらずの溺愛ぶりを見せつけられる。
「これね、お姉ちゃんに似てるから欲しかったの」
「俺に?」
猫に似てるなんて言われたことがなかった円堂は目を丸くする。
「ああ、そう言われてみれば…」
「そう見えなくはないな」
鬼道と豪炎寺も夕香の意見に賛同した。
夕香の抱く猫は、円堂と同じ紅茶色の毛並みに大きな瞳で、そう言われて見れば彼女に似ていた。
そうかなぁ?とまだ首を傾げる円堂の横で、豪炎寺が夕香にお兄ちゃんと持っている袋を指差され、ああ、そうだったなと、その袋を円堂に差し出す。
「これはお前にやろうと思ってな」
「サンキュー。これは?」
「お兄ちゃんが取ったぬいぐるみだよ」
「今度会った時にしよう思っていたんだが、折角会えたなら今渡した方がいいだろう」
大きさとしてはサッカーボールより少し大きいくらいのそれは柔らかかった。
「ぶっ!」
そっと中を覗き込んだ思わず吹き出してしまった。
「それも似てるだろう?」
「似て…ははっ…そ、そっくり!」
堪え切れず大爆笑する円堂の隣で鬼道がどうした?と呆気に取られていると、円堂が笑いながら袋から件のぬいぐるみを出してくれた。
「………豪炎寺」
それはペンギンのぬいぐるみだった。
が、普通と明らかに違うのはペンギンにゴーグルと赤いマントが付いていることだ。
「ちなみにゴーグルとマントはオプションだ」
「豪炎寺~!!!」
滅多に聞けない鬼道の怒声が辺りに響き渡った。
「夕香ね、このぬいぐるみ、お姉ちゃんと思って毎晩抱いて寝るね」
「そっか」
「たまにだったら、お兄ちゃんにも貸してあげるね」
「いや、気持ちは嬉しいが、それは不味いだろう、夕香」
「俺もこれ鬼道だと思って毎晩抱いて寝るな」
「…頼むから止めてくれ」
続く
前回からずっと鬼道さんが受難続きですね。
今回は豪炎寺兄妹でした。
豪炎寺が実は悪戯好きなのが、ドラマCDでツボだったので(笑)。
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