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青春カップ2終了まで、この記事が一番上に来ます。
この度青春カップ2に参加させていただくことになりました!
サークル名「月見草とパクモグ」
スペースNo 「O-28」
新刊
「POLAR STAR ~光の道標~」鬼道×円堂
52P 新書 400円
付き合い始めたばかりの二人だけど円堂が恋人同士というのを意識しすぎてしまって・・・。
二人よりある意味、佐久間と源田が目立っているかもしれません。
続きにサンプルがありますので、良ければ見てくださいませ.
無料配布本(新刊のおまけ的なものです)
ボンバー…対談(風丸+豪炎寺+佐久間+源田)
SS(鬼円、七夕鬼円(サイト再録))
スパーク…対談(影山+響木+不動+飛鷹)
SS(鬼円←不(サイト再録)、鬼円(←サイトの鬼道視点))
宜しければ、どちらかお選びくださいませ。
「佐久間……」
「鬼道のことを頼んだぞ」
佐久間はそこで話を終えようとしたが、ちょっとした悪戯心が芽生えたのか、そっと円堂に耳打ちする。
「あいつはお前にぞっこんみたいだしな」
「へ?……って、ぇええええええ?!」
今までの無邪気さの中にも、どこかキャプテンらしい強さを思わせる表情はどこへ行ったのか。佐久間の言葉を理解した瞬間、叫び声を上げ、ポンっと音がするくらい顔を真っ赤に染めた円堂に佐久間は思わず吹き出してしまう。
「さ、さく、佐久間~!」
「悪い。でも嘘は言ってないぞ」
わなわなと震える円堂の肩をポンッと叩くと佐久間は「先に戻っている」と宿泊所へと帰って行った。
対して円堂は顔に集まった熱を冷ますように、もう少しここにいようと砂浜に腰を下ろした。……が
「円堂!」
思いがけない人物のフィールド外では滅多に聞かない鋭い声に文字通り円堂は飛び上った。
「き、鬼道?」
驚いて声のした方角を見れば砂浜をこちらに向かって駆けてくる鬼道の姿が見える。鬼道も練習していたのか既にジャージ姿だった。
「物凄い声がしたがら急いで来てみれば…。円堂、どうした?」
「ど、どうしたって、な、なにが?」
「顔が赤いぞ」
「あ、えーっとこれは…」
しどろもどろな円堂の返答に鬼道の表情が険しくなる。
「まさかとは思うが、誰かに告白でもされたのか?」
「こ、告白って、なんでそうなるんだよ?」
考えてみれば、あれも一つの告白と言えるかもしれない。もっとも、鬼道が考えるものではなく、心の中を曝け出すという
意味で。
しかし当然ながら、今の円堂にそこまで考える余裕は無い。