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 主に管理人(柚音)の腐語りやSS、オフライン情報を記載することになります。 今はイナズマイレブンのWキャプテン(鬼道×円堂)に夢中です。 CPは鬼円です。鬼円♀もありますのでご注意下さい。
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続きです。今回の影の主役はエドガーかも?


いや、いい意味でなくてすみません。ファンの方、本当に申し訳ありません。





「じゃあ今度はお兄ちゃんがキャプテンにドレスをプレゼントすればいいじゃない!」


「俺が?いや。そうだな」


鬼道の未だ燻る苛立ちにも似た気持ちは妹の言葉で瓦解することになった。





妹の希望 中編






「え?でも俺、ドレスなんて着る機会ないぜ?」



そもそも一般中学生があんなパーティーに出ることなどそうそうあるものじゃない。

貰ったところでタンスの肥やしだ。そんなのは鬼道に悪いと思うのだ。



「大丈夫ですよ、キャプテン。お兄ちゃんはパーティーにもよく出るみたいですから、キャプテンも一緒に出席してみたらどうですか?美味しいものがたくさん出るみたいですよ」

「いや俺、礼儀作法とか知らないし。鬼道が恥かいたら嫌だし」

「それこそ心配無用です。何の為にお兄ちゃんがいると思ってるんですか。キャプテンをフォローするためですよ?」

「え?それは」


違うんじゃないかと円堂が答えるより先に鬼道が「そうだな」と肯定してしまう。


「もっとも、無理強いする気はない。いるのは大人ばかりでお前には退屈だろうしな」



そう言って苦笑いを浮かべる鬼道の表情と声の中に、僅かながら寂寥感も含まれていることに円堂は気付く。



「鬼道は?」

「ん?なんだ?」

「鬼道は退屈じゃないのか?」



自分も含めて一般中学生には縁のないパーティー。それに頻繁に出席しなくてはいけない鬼道はどんな気持ちなんだろう。


そう考えると胸が締め付けられる思いがした。


円堂の問いに少し驚いたような顔を見せた鬼道だったが、すぐにいつもの(円堂用の)優しい笑みを浮かべる。




「大丈夫だ。俺はもう慣れた」

「でもさ」



何と言ったらいいのかわからず、そこで言葉を切った円堂だが、その気持ちは表情に出ていた。


心配で堪らないと言う、その顔に円堂の優しさと鬼道への強い想いが感じられ、鬼道自身も春奈も暖かい気持ちになる。


「大丈夫です。キャプテンも一緒ならお兄ちゃんは絶対退屈なんかしません」

「春奈?」

「キャプテンが一緒なら私も凄~く安心です」


自分を引き取る為に一人で無理をしていた兄が春奈は心配の種でもあった。

あの一件から兄は自分一人で色んなものを抱え込む性質で、しかも人間的には不器用なのだと知った。


幼い頃は何でも器用にこなしているように見えた兄だったが、事実勉強やその他諸々に優れているのに内面は不器用だと春奈は思うのだ。素直に周りに助けを求めればいい場面もプライドが邪魔したり、自分の悩みは自分一人で解決しようとしたりして、空回りしたり。


キャプテンである円堂と出会い、仲を深めていってからは円堂のお陰でそういう事も少なくなってきた。と言うより円堂に気付かれて訳を話すことになることが多くなったのだ。だから二人でだったり、その他大勢で解決したりするようになり、春奈としては一安心だった。

それもこれも円堂がいたからである。

そして円堂が兄を選んでくれたからだ。


「えっと出席するにしても、ほら前に貰ったドレスがあるんだし。わざわざ買わなくても」


そんな春奈の言葉に、春奈の想いを感じ取ったのかパーティーに少し前向きになったらしい円堂の答えがそれだった。


『前に貰ったドレス』とはエドガーに貰った青いドレスのことだ。

あの晩餐会用のドレスは女の子全員にプレゼントされたのだ。

そんな円堂の言葉に兄妹から溜息が漏れる。


「な、なに?」

「円堂、お前はまた俺を妬かせたいのか?」

「妬かせるってそんなつもりじゃなくて。だ、だってああいうのって高いんだろ?」


顔を赤く染め、必死に否定する円堂は本当にそんなつもりはなかったのがわかる。

だが鬼道にしてみればもう他の男からのドレスを身に纏う円堂の姿など見たくはない。

妹の言う通り、円堂にドレスをプレゼントしようと鬼道は決めた。


「価格は気にするな。そういうのは野暮と言うものだ」

「でも」

「それにまた近々イギリス代表との晩餐会があるだろう?」

「それはそうだけど」

「え?それは本当?お兄ちゃん」


円堂を説得に当たりだした兄に悪いと思いつつ春奈が口を挟む。

イナズマジャパンの情報を担当する春奈にも晩餐会の予定は初耳だったのだ。


「ああ。少し前に手紙が来てな」

「またパーティーしようってさ。世界大会の記念にって」


世界大会が終わった後、ごたごた続きだったが、それは終息に向かい落ち着いてきた今、改めて親睦会を開こうと言うことになったらしい。

その旨を知らせる手紙が円堂の元に届いたのだ。


「でも俺、英語の筆記体なんて読めないから鬼道に読んでもらったんだ」


便箋にして5枚にも渡る長文の手紙を鬼道はたった一言で要約したのだ。


「またパーティーをするので出席して欲しいとの事だ」



と。








「・・・本当にそれだけだったの?お兄ちゃん」

「あとは過剰な美辞麗句が並んでいたな」

「やっぱり」


あのドレス姿の円堂を称賛する内容が並んでいて、またあの艶やかな姿を見たいとか書かれていたのだろうが、その辺は綺麗さっぱり無かったことにして当の円堂に伝えたのだ。


そんな兄の円堂への独占欲の強さに今更ながら春奈は溜息が出る。


(キャプテン、こんなお兄ちゃんですみません)


心の中で何も知らない円堂に謝った。





続く



春奈ちゃん、謝るなら何も知らないエドガーにだと思うんですが、こちらも綺麗さっぱり無かったことにされてますね。

やっぱり似ています、この兄妹(私の中でですが)。

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