主に管理人(柚音)の腐語りやSS、オフライン情報を記載することになります。
今はイナズマイレブンのWキャプテン(鬼道×円堂)に夢中です。
CPは鬼円です。鬼円♀もありますのでご注意下さい。
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すみません。終わりませんでした。でも後1、2話です。
あ、鬼円♀∬ですので、ご注意下さいませ。
女の子円堂くんだと更に鬼道さんの勝率が低くなりそうな気がするのは気のせいでしょうか?
あ、鬼円♀∬ですので、ご注意下さいませ。
女の子円堂くんだと更に鬼道さんの勝率が低くなりそうな気がするのは気のせいでしょうか?
外の嵐に反して心は穏やかになっていた。
「…そろそろ寝るか?…いや、眠れそうか?」
「う、うん、大丈夫」
依然顔は赤いままだが何とか息を整えた円堂が、思いっきり反動を付けてソファーから立ち上がろうとした。が、途端にがくんと膝が曲がり、その場で尻餅をつきそうになるのを鬼道が寸前で抱き止める。
「大丈夫か?もう少し休んだ方がいいな」
「うん。ありがとう。でも大丈夫だぞ?今はちょっと失敗しただけで…」
「いや元は俺のせいだしな」
抱き締めてしまえば慣れた温もりに安心するのと同時に先程の昂ぶりも思い出すが、今は考えないことにした。
今事を急いでも彼女を傷付けるだけだとわかったからだ。
「俺、丈夫だから大丈夫だぞ?」
「…何がだ?」
まるでこちらの考えが見えているような彼女の言葉にどきりとしてしまう。
「だからこんなに大事にしなくても。転ぶくらい平気だし、下は絨毯だし」
「俺が大事にしたいんだ。大事にされてくれ」
どうやら転びかけたのを慌てて止めたことを言っているらしい。
多分常日頃から何かと自分を気遣う鬼道の言動を気にしているのかもしれないが、全て鬼道自身が好きでやっていることだ。
円堂が気に病む必要はなかった。
「う~、でも…俺はほら一晩雨に打たれたって風邪一つ引かないし、ちょっとやそっとじゃ…」
円堂が最後まで言うのを待たずに鬼道は堪らず彼女を抱き締めた。
一晩雨に打たれたと言うのは、あの去っていく仲間達にどうすればいいのか、自分のサッカーとは何なのかがわからなくなり、一人屋上で悩み苦しんでいた、あの時のことだろう。
あの時の事を思い出すと鬼道は胸が痛くなる。あの時ほど自分の無力を呪ったことはない。
一人苦しむ彼女を見守ることしか出来なかったのだ。
自分が悩んだ時や落ち込んだ時は必ず彼女がいてくれたし、その純粋な言葉に何度救われたかわからない。
だが、その彼女が苦しんでいる姿に何と声をかければいいかわからなかったのだ。
彼女なら立ち直ってくれると信じるより他なく、いつ戻って来てもいいようにチームを纏めるしかなかったのだ。
あの雨の夜、何度彼女の元へ行き抱き締めたいと思ったかしれない。
こうして抱き締めて髪と背を撫で、何物からも守りたかった。
あの時はそれが出来なかった。してはいけなかったし、必死で悩みながらも考えている彼女の妨げにもなる可能性もあった。
けれど今は彼女に触れる資格を得て、こうして抱き締めることも出来る。
大事にしないわけがなかった。
「俺にとってお前は特別なんだ。おそらく…いや確実に一生変わらないと思うから諦めてくれ」
「鬼道…」
「映画も終わったことだし、今夜はもう休むとしよう。明日ハロウィンをやるんだろう?」
「あ、うん」
そうして少し名残惜しそうに抱き締める腕を離すと円堂の手を取り、客室へと連れて行った。
「お前が寝るまては側にいるから安心して休め」
「でもそしたら鬼道が寝れないじゃないか。あ!ここで寝るか?」
「俺はいつもこれくらいの時刻は起きているから平気だ。だから頼むから布団を捲るな、手招きするな。…お前が寝たら部屋に戻るから心配しなくていい」
円堂をベッドに寝かせ、その傍らに椅子を寄せて座ったのだが、早速言い様もない疲労に見舞われた。
(…無邪気とは本当に時に残酷だな)
本来なら部屋に送り届けたら、すぐに戻るべきなのだが…。
「嵐の夜は心細いだろう?」
「……うん」
眠くなってきたのだろう。円堂が素直に頷く。
一緒に映画を見ている時、怖いシーンとは別に強い雨風が窓を叩く度にびくりと反応していたことに気付いていた。
だからこそ抱きつかれてもマズい状況と知りつつ黙認していたのだ。
「鬼道……手」
「手がどうした?」
「手、握って?」
円堂の肩まで布団を掛けさせると、ちょこんと小さな手を布団から出す。
何度見てもGKとは思えない程華奢な手だった。
「握るだけでいいのか?」
「う~んとさ、じゃあ…」
寝たままの態勢の円堂はそのまま手を伸ばすので鬼道がどうした?と顔を寄せれば…。
その首にぎゅっと細い腕が抱きついたのだった。
続きます
あと1、2話の予定です。
鬼道さんは雨と円堂くんを見ると必然的にあの雨の日のことを思い出してしまうみたいで、そんな時は触れたくて仕方なくなります(発作?)。
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